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整理収納|先に知っておきたい!「お片付け前にやってはいけない」たった1つのNG行動

まず最初に、お片付けという言葉から、あなたはどんなことをイメージするでしょうか。

「ものを捨てること」「元に戻すこと」
「おもちゃを箱に入れること」「散らからないようにすること」
いろいろな言葉が出てくるのではないかと思います。

以前、お仕事に関してアンケートを募りました。Twitter・FB合わせてたくさんのお声をいただき、ストアカでも新しい講座を2つリリースするきっかけとなりました。本当にありがとうございます。

しかし、そこで気づいたのです。それぞれの悩みは一般化できないことも多く、1つ1つに対して講座を出していたらきりがありません。かといって大衆向けにしてしまっては、本当の悩みの解決には至らず……

そこでnoteです!

細かいお悩みに関する部分は、noteのマガジンを活用していきます!
もちろん、個別相談も承っておりますので必要に合わせてご活用くださいね。

■お片付けに失敗する人の特徴とは

まず今日は、お片付けをしよう!と思い立ったときにやってしまいがちな、「NG行動」についてご紹介したいと思います。

これは、まさに以前の私も通ってきた道です……。


●たった1つのNG行動

ものがあふれてくると、多くの人が最初に考えてしまうこと……
「収納が足りないなぁ」

・収納が足りないから大きな収納を買い足そう!
・リビングが散らかるから、おもちゃ収納をもっと増やそう!
・洋服があふれてきたから、チェストを買い足そう!

私もやってきました。どんどん買い足していました。でも、どうでしょうか。収納を買い足して、家は本当にスッキリしたと思いますか?

答えはNOです。

双子がちいさ~い 家がきたな~い

子どもたちの奥にある棚・アルバム・ケース……いろいろ買い足しているのに、棚の上にもさらに荷物を重ねるという……

「ものが増えたら、収納を買い足せばいい」というのをルールにしてしまうと、ものがどんどん家に居ついていきます。

そこにあることが当たり前になり、『ものがキャパオーバーになっている』ということに気づけなくなってしまうのです。

●なぜ買い足してしまうのか

なぜ収納を買い足していたのか。それは「子どもの服を入れるためのスペースがない」「おもちゃを入れるスペースがない」と思っていたから。

なら、その”スペース”はいったい、何で埋まっていたのでしょうか。

それは、

・私がもう着なくなった服(着ようと思えばまだ入る)
・何年も前に亡くなった祖父の私物(誰が管理するのか決まっていない)
・子どもが生まれるからと譲り受けたものの使わなかったグッズ(私が買っていないから、処分に悩んでいたもの)

そうです、結局「別に使っていないけれど、なんだか捨てにくいもの」でした。

片付けるときに大切なのは、「とにかく今持っているすべてをしまいこむ」ことではなく、「今の暮らしに必要なものを選び、使わなくなったものを手放していく」=暮らしの適正量を知る、ということにほかなりません。

もう使っていないものに対して「今の我が家の暮らしには、もう必要ないんだな」と気づき、手放すという決断をすること。

それを日常的にするという習慣がなければ、ものはどんどん増えてあふれ、片付かなくなり(つまり、入りきらなくなり)、また収納が必要になってしまうのです。

お片付けをするためにものを手放し始めると、多くの人が気づきます。
「必要だと思って買い足した100均の収納グッズが余った」
「スキマ収納グッズ、しまうものがなくなった」

ものをしまうために買ったはずの収納グッズが、最終的にゴミになってしまう……そういうこと、現場ではすごく多いことなんです(実は、うちでもいまだにそういうものが出てきますよ~💦)。

■収納を買い足すときのルール

とはいえ、家族が増えているのに収納を買い足さないなんて、そんなの無理でしょ!って思われる方もいるはずです。

収納を買い足してはいけない、という話ではないんですよ!!

ポイントは、「お片付けをする前」に、収納を買ってはいけない ということ!

①まず、自分たちがどのくらいのものを所有しているのか確認すること。
②そして、今の生活に合っていないものは、手放していくこと。
③これからの人生を一緒に過ごすアイテムだけを選び取っていくこと。

そうして、「残ったもの」を収納するために、必要なだけの「収納グッズ」を「きちんと測って」買い足すのです。

そうすることで余計な出費も減らせますし、スペースもバッチリ使い切ることができます。

■収納のキャパシティを知っておく

家族4人でファミリーレストランに行ったとします。
おいしそうだから、メニューのあれとこれもそれも!!ここに載っているの全部頼んじゃおう!!ってこと、しませんよね。
「4人じゃ食べきれないよ。お金も使い過ぎちゃうしね」
って、気づくと思います。

それは、あなたが家族の「お腹のキャパシティ」を把握していて、「これ以上は頼み過ぎ、余ってしまう」ということが分かっているから。

お家も同じ。収納のキャパシティを把握しておけば、これ以上ものを買っても入りきらないな。ということに気づけるようになります。

どれもおいしそう。じゃあ、今日は何が食べたい気分?

同じように、「じゃあ、今の自分に必要はものはどれ?」

ものを買い足す前に、自分に問いかけることを習慣にするんです。


最初はゆっくり、「減らす」ところから始めるといいと思います。
そのうち、「あ、これも使わないでやっていけるな」「これももう、他の子に譲ってもいい頃かも」ということに、敏感に気づけるようになるはずです。

これは、他者が入って「これはもう使わないはずですよね」と言われて従うのではなく、自分自身で決断していくことが大切だと私は思っています。
それがなにより、自分の感性を磨くトレーニングになります。


今、なにか収納を買い足さなきゃと思っているなら。
まずは、「今の暮らしに必要なものはどれ?」と再確認してみましょう!
実は買い足さなくてもなんとかなることが多いんですよ。


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倉田エリ|出版コンシェルジュ
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