小さな暮らしの、いいこと<8>誰かと比べなくなる
小さな暮らしを10年ほど前から比べて、私の暮らしは年々、軽やかに、そして我が道をつき進むこととなりました。最初は驚き拒絶反応をみせた家族、不思議そうに見つめる友人たち。なかには「なんで電子レンジないの?」と真顔で聞いていた人もいて、「買えないの~W」なんて答えてその場の空気を微妙にしたこともしばしば・・・(汗)。
いつしか増えていた、お片付け仲間
それでも嬉々として自分の好きなように、車を手放し、収納家具を手放し、炊飯器もパン焼き機も手放していく私をみて、家族も、友人たちも自然と自分の荷物を片付け始めました。そして、いつしか、片づけられない家に呼ばれて一緒に片づけを手伝って、夕食をごちそうになったりして、一緒にお片付けを楽しめる人達が周りにどんどん増えてきました。
8つ目の、小さな暮らしのメリットを発見!
そんな小さな暮らしのメリットの8つ目は、「誰かと比べなくなる」ことです。私も仙人とかでないので、誰かが素敵なお家を建てたり、新しいバッグを持っていたりすると、「私もほしい!!」と単純に思う方です。けれど、大きい家っていいけど、部屋が余るよね、収納スペースがいっぱいあるとそれだけモノをつめこむよね、そもそも掃除・税金・修繕たいへんだよね。と、庶民感覚がおそってきて、「やっぱりいらないかー」となります。
新しいバッグも、実際に今、探してはいるのですが、1つ買うなら、1つ捨てようかなと思い、でもどれを捨てる?全部、お気に入りだし。でも、収納スペースは十分にあいているから、1つ増やそうかな。ただ、ウォークインクローゼットの上の棚が半分ほど空いている、何もないスペースが好きなんだよな。と、自問自問が繰り返され、「今使っているバッグがもう少し古くなって捨てたら次を買おう」という、いつものどうでもいい結論に達します。
もし、この心の声が全ての人の聞こえていたら、「いいかげんにしろ!」「好きにしろ!」と言われてしまいそうですが、誰かの素敵な暮らしをみても心の底では「うらやましい」という気持ちが本当にないんだろうなと思います。
いつからか、誰かと自分を比べなくなっていた
いつからなんだろう。こんなにも、誰かと自分を比べなくなったのは・・・。小さな暮らしにしていく過程で、モノと徹底的に向き合って、それは自分とも徹底的に向き合うことで、自分を知り、本当にほしいモノ=ほしい暮らしがわかってきました。
今、本当に誰とも自分を比べません。「いいね」「素敵ね」と思う人や暮らしはいっぱいなんですが、それを見たり、褒めたりするのが好きなだけで、自分にはちょっと違うかなと。極論を言えば、暮らしが小さくても、小さくなくても、誰かと比べることなく自分らしく在れば、それでオールOKなんですよね。
本日も、そんな風に自然に思える「心地よい時間が流れている小さな我が家」より、お届けました~。