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趣味だった "写真サークル" が、ビジネス化した「きっかけ」

一昨日から始めたnote。どの話から書こうか悩んだのですが、その日書きたいと思ったことをランダムに書いていこうと思います。
今回は完全に趣味活だった写真サークルを、まさかの展開で仕事にできた「きっかけ」のことを書いてみます🗒️

🗒️ はじめに
このnoteでは、自分に嘘をつかない・カッコつけない・話を盛らないことを自分との約束として、高校から突如ギャルになり、そこから12年会社を経営してきた人生の中で、起こった出来事や経験をそのまま書いていきたいと思います。
初めましての方は、こちらの記事からどうぞ🔰
https://note.com/kurason_note/n/n74903e66d174


仕事、全くありませんでした

最初はメンバーも5人だったし、本当に趣味として楽しんでいただけなんですよ。

と、初めて会う人にcamell(※私の会社が運営しているサービス・メンバー数は合計13,000人以上)の昔話をすると、驚かれることがあります。

確かに「趣味でやっていたものが仕事になる」というのは一般的なビジネスの作り方ではないと思うし、それも個人の仕事ではなく従業員が私の他6人ほど暮らしていくだけのビジネスになっているので、珍しいのかもしれません。
ちなみに今のビジネスの内容は、自治体や企業とのタイアッププロモーションや、地域を盛り上げる企画やイベントプロデュースなどが中心。ありがたいことに今ではたくさんの仕事をいただけるようになりました。

camellを立ち上げたのは、確か2012年。一番最初は「東京カメラガールズ」という名前で活動していました。私は会社員として働きつつ、休みの日に活動を楽しんでいました。

5人だった当時の写真

翌年に株式会社ビートルという名前で会社を立ち上げましたが、それはシンプルに「名刺の営業を辞めた結果、他にやりたいことがなかったから」にすぎません。東京カメラガールズで仕事する、なんてことは願望はありつつも、イメージはあんまりできていませんでした。

ちなみに起業した当時は、店舗向けに名刺やショップカードのデザインなどをする仕事をやっていました。私は元々営業職だったので、見よう見まねでデザインソフトを触りながらやってました(笑)

当然仕事はありません。ゼロです。
なんなら、企画書すら一度も作ったことがありませんでした

最初のきっかけは、謎のおじさんとの出会い

活動を始めて、3年目。
3年間仕事はゼロのままでしたが、「フォトウォーク」を主催する活動はずっと続けていて、みんなで色々なところに撮影に行っていました! この時には自分でホームページも手作りして、メンバー数は1,000人くらいになっていたと思います。

そんな3年目のある日。
「私に会いたい」というクレイジーな人が現れました。それも "父のお友達の甥の知り合い" という、誰やねんなお方(笑)

「こういうのって、怪しい話が多いんだよな〜」

なんて思いながらも、能天気な私は言われた通りに指定されたレストランへ向かいます。

席に着いてみると、サングラスをかけた怪しいおじさまが一人。

怪しすぎるわい!!!

と内心突っ込みつつ、話を聞いてみることに。

真ん中のお方ですw

どうやら香川県でお宿を運営されていて、そのお宿や周辺地域の写真を撮影したり、発信したりして欲しいのだとか。そして、たくさんのメンバーと共に写真を撮りにきてくれたら嬉しいな〜ということでした。

また自分だけでなく、地元メンバーにも会いたがっている人がいるとのこと。

一人、香川に飛びます

当時適当に撮った写真(下手くそw)

それから、すぐに香川に飛びます。
一人だし、あまり知らない人に呼ばれて香川に行くのは結構緊張しましたが(笑)似合っていないスーツを着て(※めちゃくちゃダサい)香川入り。現地でお迎えしてくれたのは、あのサングラスのおじさんと、

見知らぬ・・・おじいちゃん👴

打ち合わせをすると、

「とにかくたくさんのメンバーを連れて、香川に来てほしい」

てな話でした。しかも、お仕事として依頼してくれるとのこと!!
この時には最初の疑心暗鬼な心はさっぱり消え去り、

「なんでもやります!🫰」

と、もちろん快諾です。
そこからはあまり記憶にないのですが、とにかく色々な人に会わせたいということで、地元企業を20件くらい周り、市の方や議員さんなど、たくさんの方のところへ訪ねて名刺交換をしました。

「偉い人から順番に話を通しておくことは、大事なことなんじゃ」と、おじいちゃんが教えてくれました👴

話はとんとん拍子で、初仕事をゲット!

企画書なんて当然作れるわけもなかったのですが、おじいちゃんの仲間たち(地元のデザイン会社さんや、広告会社さんなど)が色々と計らってくれて、私は企画書すら作る事なく(笑)見事に初仕事をゲット。
それも最初は宿の話だったのが、どんどん膨らんでいき、気がついたら「香川県とのコラボ」というすごい仕事に発展していました。
内容は、香川県に50人のメンバーを連れて旅をして、撮影や発信をすること。

そして気がついたら、
香川県で記者会見をしてました。

調べてみたら、恐ろしいことに映像も残っていました。不細工すぎるスーツ姿はほぼデジタルタトゥーですね・・・

https://www.youtube.com/watch?v=kd4Gm63TixU

そしてイベントの当日、私はメンバー50人を連れて香川県へ! 東京駅で集合して、新幹線は1車両ほぼ貸切状態で香川へ行きました。新幹線に乗り遅れたメンバーもいましたね〜!今では震える話ですが、当時はそれが面白くて笑ってました(後から無事に合流できました!! 笑)

引用 https://www.tcg-kagawa.com/

到着したら、たくさんのテレビや新聞の方々が。そして、県知事もサプライズで登場という謎展開。いやもう当時は何が何だかわからなかったです。みた事がない光景を目の前に、緊張と興奮が入り混じった特殊な気持ち。とにかく思っていたのは「言われたこと以上に頑張ろう!」ということだけでした。
後になったらわかることなんですが、このイベントを成功させるために裏側でたくさん努力して、セッティングしてくれた方々がいたんですよね。(おじいちゃんの仲間たち)本当に感謝しかないです。

https://www.sankei.com/

終わった後は、香川の記事を100本くらい書いたり(笑)みんなで超頑張って発信をしたり、とにかくたくさんの人に香川のことを知ってもらいたい!という想いで徹夜しながら頑張りました。おじいちゃんサイドはこんなに可愛いWEBサイトも作ってくれて、嬉しい限り。


そしてあれから、もう9年です。
この香川県のお仕事をきっかけに、地域系の仕事はどんどん広がって、今に至っています。のちにコラボした自治体は、現在までで140地域。
父の友達の甥の知り合いという謎の出会いから、まさかの県庁とコラボし、それが未来のビジネスにつながりました。この香川の仕事がなかったら、運命はガラッと変わっていただろうなと思います。

私が頑張ったのは、好きなことを続けたことだけ

ここまでご覧いただき、お分かりいただけたと思うのですが
スキルや経営者としての腕前は、残念ながら全くありません(悲)
正直、ラッキーだけ!運が良かったんだと思っています。

私がやっていたこととしては

  • 3年間、好きな活動を続けていたこと

  • フットワークは軽くいるように心がけたこと

くらいです。好きなことをずっと続けることがあのチャンスに繋がったのは、間違いありません。そしてその訪れたチャンスに、フットワーク軽く飛びついていったという感じです。

それからも度々、運がいいなと思うことはいっぱい起こります。例えばインスタが流行ってカメラやっている人が増えたこととかも、めちゃラッキーな出来事。もちろん頑張ったことも、努力したこともたくさんあるんですがね〜でも振り返ってみれば、ラッキーの方が大きいかな〜なんて思います。

「好き」は、やっぱり強いのかも

旦那と話していた時に「俺はラッキーなことなんてほとんどない」という話を聞いて(笑)どうして私はラッキーな事が多いのかな〜って考えた事があるんですけど・・・

好きなことをやっていて、好きなことを話している人って、イキイキしていて惹きつけられる何かがあるなと思いました。
自分も「この人のこともっと知りたいな」って思うのは、大体そういう人で。例えば、野球の新庄監督とか!(※大好き)
会った事ないし本当のところは知らないけど、新庄監督の話はどんな話もとても楽しそうで、惹きつけられます。また、有名人でなくても、一緒に仕事をしたいなとか、この人ともっと関わりたいなと思う人はそういう「なんか楽しそうでイキイキしている人」だなと思うんです。

大人になってくると、どうしても打算的に動いてしまうことや、メリットが先にあって、それがないと動けない状況なんてのもたくさん増えてくると思うんです。それは仕方ない。生きてきた時間が長ければ長いほど、背負っているものも大きくなるし。
でも「ただ好きだから、やってるんだ!」ってことが、1つくらいあったらいんだと、思いました。そしてそれを継続して楽しんでいたら・・・そういう『超運命的ラッキー』が訪れていくのかも。

好きなことやってるとラッキーがいっぱい起こりまくる!と、この人生を振り返って思います。


ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
今日の話はこれで、おしまい。

次回は『ギャル時代の波乱』についてでも書こうかなと思います!

TODAY'S PHOTO

Fujifim klasse / Lomography Sunkissed
どこか懐かしく、忘れたくない光景を撮るのが好きです


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