怖くて寝れない子供を見て昔の自分を思い出した。

実家にお泊まりした時、

「かーん、かーんと音がする。眠れない。怖い!!!」

と言って、大泣きして、寝るのが怖いという、双子の一人。

そのあと、もう一人の双子も泣き出し、そう言い出した。


私には聞こえない・・・。

耳鳴り?

「聞こえないよ、耳鳴りなんじゃない? 寝てたら寝れるから、大丈夫。もう寝ようよ。」

「怖ーい、怖ーい、寝れない!!!」

と二人で、大泣き。


訳わからん・・・・。どうするか。


そういえば、小さい時、私も夜寝ると音がなって怖かったのを思い出した。

怖いと思ってた、私も。

ネズミが屋根裏を走っている?家鳴り?そう思っていたような気がする。

「家鳴りかもよ」

「家鳴りって?」

「木が縮んだり伸びたりするの、水分の具合で。騒がしいと聞こえないんだけど、寝るときは静かになるから、聞こえるの。小さな音なんだけど、大きく聞こえるの。大丈夫な音だからね。」

と説明。こう説明したけど大丈夫だったんだろうかと検索したら、下の記事がありました。

それを聞いて、双子は泣き止んで、やっと寝てくれました。


もう忘れ去っていた、小さな頃自分が怖がっていた音。

今はもう聞こえないのは年だからだろうか・・・。あんなに怖かったのに。

そしてたとえ家鳴りがしても今は怖くないと思う。

大人になると小さい時に怖かったことがもう平気になっている。

時が経ったなと思ったのと、

私と息子とで世代は違っても、子供の頃に感じることは、時が経っても変わらないものがあるなと思った。

小さな子供の自分に出会った感じ。その頃の私と息子も同じものを感じているんだな。


そうだったよね、怖かったよね、自分しか聞こえなくて、怖かったよね。

寝ている双子にも、小さな頃の自分にも語りかけてみた。

以前私が体験していることを時がたって息子が体験しているだなと思うと、なんだかおもしろく思えました。

自分しか聞こえなかった音を子供達も聞くなんて。仲間ができたような感じでした。

一人で怖がっていた自分に仲間ができた感じで嬉しかった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?