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更年期について簡単にまとめたもの
女性医学について勉強していて、少し簡単に更年期についてまとめたので、書いてみました。
教科書的なことを書いています。ご参考に。
更年期とは
更年期は閉経前5年間と閉経後5年間を合わせた10年の間をいいます。
閉経っていつでしょう?
閉経は12ヶ月以上の無月経を確認できた時、
または、子宮摘出後などで月経で判断できない場合にはホルモン値で「FSH 40mIU/ml以上かつエストラジオール(E2)20pg /m l以下」を閉経後とします。
日本人女性の平均閉経年齢は50歳程度。
更年期の症状
症状の種類は多彩で多いです。よく不定愁訴と言われたりします。
頻度が高いのは、倦怠感、肩こり、物忘れ、ホットフラッシュ。
ホットフラッシュは更年期症状として知れ渡っていますが、更年期以外でもホットフラッシュの症状があることもあります。
更年期の症状としては、他にも鬱症状だったり、不安、不眠などの精神的なものや、動悸、冷え性、イライラ、頭痛、めまいとか記憶力減退とかもあります。
膣乾燥感、性交痛という性器症状も。
ホットフラッシュなどの血管運動神経症状(のぼせ、ほてり、ホットフラッシュなど)についてですが、
ホットフラッシュは1−5分持続する熱感、血圧の変動はなく、脈拍が7−15拍増加。周閉経期後期から閉経後期に症状のピークがあるそうです。
軽いものは2年以内に症状が自然軽快しますが、10年以上持続する場合もあるそうです。
日本人女性の40−70%が経験するそう。多いですね。
手術的閉経では自然閉経より頻度、重症度が高くなるそうです。
またBMIが高いほど、頻度、重症度が高いそうで、肥満の人は注意です。
いずれの症状もエストロゲンとの関係はエビデンスに乏しいそうですが、エストロゲン補充によって改善せることも事実だそうです。
治療法
カウンセリング、心理療法、食事療法、運動療法、薬物療法(ホルモン療法、漢方療法、向精神薬)があります。(別の項目で詳しく書こうと思います)
簡単に更年期について書き留めてみました。