求人に多数の応募をいただくなかで思うこと
写真はくらしケアを立ち上げて40日経ったときのもの。当時はご利用者様はゼロ。お金が出ていくばかりで不安で不安で仕方なかったですね。
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おかげさまで昨年から求人への応募が多く、お断りすることも少なくない状況でありがたくもあり申し訳なさも感じる日々です。
問い合わせの時点ではっきり申し上げているのは、くらしケアは訪問看護の会社ではないということ。
親なきあとの問題を解消するための会社であり、精神科の経験の有無を問わず入社から半年間は試用期間で親なきあと問題の解消のための様々な知識を学んでいただく期間であること、そして医者がいないため病院で勤務するよりもおそらく給料が下がることなどを説明させていただいています。
それでも面接を希望してくださる方はいるから、やはりありがたいと思います。
くらしケアを立ち上げたばかりの頃は無名で、お給料をたくさん払えないから働きやすさを全面に出すしかありませんでした。
訪問看護の会社だと思って入った社員の期待と現実とのギャップに応えることができず辞めていった社員に悔しさと申し訳なさを感じたこともたくさんありました。
あれから5年が経ち、知恵を絞って実践した働きやすさの施策の数々は、奇しくも新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い強みに変わりました。
訪問看護の会社ではなく「くらしケアという事業である」の意味を理解してくれた社員が残り、5拠点の責任者として大活躍してくれるまでになりました。
最近はコロナウイルスのため病院からの転職を考えているという方の応募もありますが、私たちが仲間に加える方は、そういう動機ではなく、あくまで私たちの理念や存在意義に共感した人だけです。
仲間を苦労させたくないから面接は真剣です。
5年間くらしケアをやって感じるのは、看護師は売り手市場で、どこでも雇ってもらえると思うのか言葉使いからしておかしい人や上から目線で応募してくる方が一定数いますが、私たちはそういう人を雇うことはありません。
なぜなら看護師も障害者も対等だと考えているからです。
私たちが求めているのはくらしケアの理念や存在理由をキチンと理解した方。私のような障害者が経営する会社とかそういうのは関係なく、自立した生活を築きたいと願いながら日々もがいている人たちのために、看護の力で役に立ちたいと思う方を仲間に加えたい。
そして、ちっぽけなくらしケアという会社の成長を一緒に手助けしてくれる仲間が欲しいと思ってます。
生意気言って申し訳ありません。
でもこれが本音です。
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