くらしケア代表のブログ

直野武志(なおのたけし)株式会社くらしケア代表取締役 Founder&オーナー。住まいと福祉の知見を活かして居住支援や地域移行支援、精神科訪問看護ステーション事業、相談支援事業を行う。身体障害者。小児がん罹患経験者。

くらしケア代表のブログ

直野武志(なおのたけし)株式会社くらしケア代表取締役 Founder&オーナー。住まいと福祉の知見を活かして居住支援や地域移行支援、精神科訪問看護ステーション事業、相談支援事業を行う。身体障害者。小児がん罹患経験者。

最近の記事

全社員に配布した資料の一部を公開します(#3)

2020年に初開催を予定するもコロナで延期となった経営計画発表会。くらしケアの集いという名称に変えて2023年、ようやく開催できました。 そのときに配布した資料の一部を公開します。 創業者目線での思い、創業当初の様子など、新しい社員、若い社員にも知ってもらえたらと書いたものです。少し長くなるので、3回に分けて公開したいと思います。あいにく文章力がなく、たいへん読みづらいかもいしれませんが、もしよかったらお目通しください。 3.創業者の夢 ここからは創業時から変わらず思って

    • 全社員に配布した資料の一部を公開します(#2)

      2020年に初開催を予定するもコロナで延期となった経営計画発表会。くらしケアの集いという名称に変えて2023年、ようやく開催できました。 そのときに配布した資料の一部を公開します。 創業者目線での思い、創業当初の様子など、新しい社員、若い社員にも知ってもらえたらと書いたものです。少し長くなるので、3回に分けて公開したいと思います。あいにく文章力がなく、たいへん読みづらいかもいしれませんが、もしよかったらお目通しください。 2.くらしケア1年めの様子 同年10月、社名をくら

      • 全社員に配布した資料の一部を公開します(#1)

        2020年に初開催を予定するもコロナで延期となった経営計画発表会。くらしケアの集いという名称に変えて2023年、ようやく開催できました。 そのときに配布した資料の一部を公開します。 創業者目線での思い、創業当初の様子など、新しい社員、若い社員にも知ってもらえたらと書いたものです。少し長くなるので、3回に分けて公開したいと思います。あいにく文章力がなく、たいへん読みづらいかもいしれませんが、もしよかったらお目通しください。 あとがきにかえて 2023年2月17日(金)、夢の

        • 明日が待ち遠しい暮らしの実現の例

          エレベーター無し、階段に手すりなし、3階の賃貸に住むAさん(仮名)。 そんなAさんの引越しプランを実行しました。 実はAさんがいまの部屋を借りた当時は健康だったけど、数年前から進行性の病気で足が不自由になってしまった。 ひとり暮らしで頼る人もいない。そしてなにより階段の昇降が難しくなり家から出ることも少なくなっていた。 なので「思い切って引越そう!」と提案したわけです。 新居はもちろん1階。(エレベーター付きは共益費が高いので選択肢から外す) 生活圏を変えない範囲での住まい

          8050問題の先にあるものを考える

          リンク先の記事を読んで思うことを買いてみる。 葬儀は「面倒くさい」親の死を「迷惑」と思う子が増加 高校生を対象に行なった調査結果がなんとも言えないな… 自分にはまだしばらく先のことのような気もするが、子に面倒を見てもらわないつもりでいる。 しかしこの先妻に先立たれたのち認知症になることもあり得るので難しい問題だと感じる。 無縁社会で思い出すのは、例えばエレベーター無し2階以上の賃貸住宅に住む高齢者。体力の衰えにより外出が億劫になり他人との関わりが減る人がいる。 最悪はゴミ

          8050問題の先にあるものを考える

          中立であれ

          「うちの訪問看護に鞍替えしませんか?」 これは、ごく一部のメンタルクリニックのドクターが、弊社サービスのご利用者様(ドクターから見た場合は患者様)に話される言葉。 私たちの事業規模が大きくなるにつれて、稀にこんな話が聞こえてきます。 もちろん選択するのはご利用者様の自由です。 選択権はご利用者様にありますからあくまでご本人の決断を尊重します。 ただ、 くらしケアは訪問看護のみでなく、福祉のこと、住まいのこと、就労のこと、お金のこと、そして人生のことなど、幅広く支援

          お部屋探しは(岐阜市内)

          くらしケアの事業には賃貸物件が欠かせません。 物件を借りるとき不動産店へ。 そして不動産店に訪れると営業マンが接客してくれますよね。 営業マンにもいろんな人がいます。 一生懸命な営業マンいれば、そうでもない営業マンもいます。 で、私は見た目がいまいちよろしくないので(写真参照)不動産店を訪れてもきちんと対応していただけないことがあったりします(笑) そんななか、これからご紹介する2つの不動産店は、「そんな私でもきちんと対応してくれたお店」であり、決して見た目で判断しな

          お部屋探しは(岐阜市内)

          有事に備える

          くらしケアは2016年2月にスタートしました。 そして翌年2017年12月。 この本に出会い、買って読みました。 https://diamond.jp/articles/-/152033?page=3 読み終えてすぐに決断。 社員を守るためにも「有事に備えよう」と。 世の中、いつ何が起きるかなんてわからない。 でも「備えあれば憂いなし」は間違いありません。 まずやることはキャッシュ(現金)の確保です。 具体的にいうと とにかく利益を出して法人税を納めること。 こ

          LINEでくらしケアに相談しよう!

          コロナウイルス感染症拡大に伴い、健常者のみならず私たちくらしケアがご支援させていただいている精神障害をお持ちの方にも不安が広がっています。 しかしこのような状況下では対面による相談ができません。 そこでくらしケアではLINEを活用した相談窓口を設置しました。 メンタルのこと、生活のこと、親なきあとのこと、何でも結構です。 まずは友だち登録をしていただけたらと思います。 (もちろん、くらしケアのご利用者様でなくてもOKです!) ーーーーーーーーーーーーー 【友

          LINEでくらしケアに相談しよう!

          YOSHIKIさんの記事を読んで、あらためて思ったこと

          もうずいぶん前のこと。 闘病していた頃に出会った人たちと仲良くなりました。 同じ境遇を持つ若者が、病棟の廊下でしゃべったり売店へ買い物に行くなどして交流を深めました。 身体の一部は無くなってしまったけど、病気を乗り越えようと、夜の外来の待合室でおたがい励ましあったりして。 そんな身近にいた人たちが・・・短期間に何人も居なくなる経験をしたことがあります。 自分自身もいつこの世から居なくなるんだろう。 そんなふうに思いながら過ごしてたけれど、「自分に負けないで」「

          YOSHIKIさんの記事を読んで、あらためて思ったこと

          求人に多数の応募をいただくなかで思うこと

          写真はくらしケアを立ち上げて40日経ったときのもの。当時はご利用者様はゼロ。お金が出ていくばかりで不安で不安で仕方なかったですね。 ーーーーー おかげさまで昨年から求人への応募が多く、お断りすることも少なくない状況でありがたくもあり申し訳なさも感じる日々です。 問い合わせの時点ではっきり申し上げているのは、くらしケアは訪問看護の会社ではないということ。 親なきあとの問題を解消するための会社であり、精神科の経験の有無を問わず入社から半年間は試用期間で親なきあと問題の解消

          求人に多数の応募をいただくなかで思うこと

          求人への応募を検討してくれる看護師の方へのメッセージ

          「あの子を残して死ねないのです…」 あるお父さんが発した言葉が始まりでした。 当時、運営していたNPO法人(障害児向けの福祉サービス)の施設に通っていた重症心身障害児のお父さんが初めて声をかけてくださいました。 肩を落としながら発せられた静かな言葉には強い悲しみ、憂い、絶望・・・以前、私自身が当事者として感じたものと同じ感情が含まれていました 私自身も障害者として生きています。 16歳のとき病気が原因で障害者となり社会で生きていく苦労をひと通り経験しました。 しか

          求人への応募を検討してくれる看護師の方へのメッセージ

          台湾のピンクのマスクの記事を読みながら理念や拠点展開への思いを書いてみました

          早朝からいい話を知ったのでロゴカラーを変えてみました。ピンクも割といいね。 『男の子がピンクのマスクを着けたら、からかわれるのでは?→台湾ではこんな素敵な流れが起こっていた』 ーーーーーーーーーー ここからは完全に余談ですが… くらしケア創業の思いに「差別や偏見を無くしたい」との思いがありました。 なぜなら障害者の生きづらさは障害そのものではなく地域社会から受ける偏見も少なからず影響していると思うから。 偏見がなくなれば障害があっても生きづらさ

          台湾のピンクのマスクの記事を読みながら理念や拠点展開への思いを書いてみました

          知っておきたい「はおそん」について

          アパートなどの賃貸物件に入居するとき たいていは火災保険(家財保険)に加入します。 この保険は1年や2年で更新するタイプが一般的で、 保険料は1万、2万くらいでしょうか。 この保険をへ加入する目的は 建物(=大家さん)に損害を与えたときに補償するためですが、 もうひとつの目的は「自分の家財道具等に対する補償」です。 仮に火災でテレビやパソコン、冷蔵庫が燃えたら困りますが 保険に加入していれば、家財保険の範囲内で再調達することができます。 ーーー 自分が掛けている家財保

          知っておきたい「はおそん」について

          自分に負けない

          ずっと心に残っている言葉って、ありますか? ボクにはずっと「自分に負けない」という言葉が残ってます。 「自分に負けない」はことわざとか含蓄がある言葉ではないけれど、人生を大きく変えたこの言葉なのです。 この言葉に出会った当時、ボクは16歳と3ヶ月くらい。 (ちなみにいま51歳・笑) ある看護師が、憔悴しているボクにかけてくれた言葉でした。 実は言葉の意味を理解するまで1年以上を費やすことになりましたが、意味が理解できた瞬間に転機が訪れました。 生きていれば困難や試練に

          人間関係で悩む経営者へのアドバイス

          このブログは、ライブドアブログの過去記事を転載したものです。 あらかじめご了承ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 私は人間関係が崩壊した会社は確実に生き残れないと思っています。 企業同士がサービスを競い合い、お互いにしのぎを削り、生き残りをかけている時代。 生まれも育ちも異なる者が集まっているのが会社ですが、会社の存在意義や目的、理念の達成のために力を合わせ協力し合う姿勢がなければ成長も発展も成功もないと思います。 過去、経営不振の会社を引き継いだときに直

          人間関係で悩む経営者へのアドバイス