痛みには種類があるんだ
押して、もっと押してーという虚痛と
触らないで、痛いーという実痛
2種類あります。
骨折打撲などは実痛、
揉んでほしい、ぐいぐいきてほしい虚痛。
はりとお灸の施術に来られる方は虚痛の方が多いですが、実痛のかたもいらっしゃいます。
怪我をしてくるスポーツ少年少女は実痛の方ですね。
昨今は虚痛の子たちも多いなあ。
さてこの虚痛にはまず補うお手当をします。
昨日痛くてぐいぐい揉んでみたんですが、どうにもこうにもならなくて
鍼やお灸していただけますか、と来院されます。
痛む、気になる箇所の皮膚表面はデレん、としていることが多いんです。
そちらの皮膚表面をはりとおきゅうでシャンとさせるとその奥の苦しめているところ、頑固なところが変わっていきます。ときほぐれていきます。
気が変われば血も変わる。
気血を巡らせてあげると体は確実に変わっていきます。
今日より明日はもっと治るわたしになっていく。
もう押すやもむやストレッチではダメだ〜先生頼む〜で結構ですので、
治るからだになるまでこまめにはり灸がオススメです。
痛いところをまず確認して、そこの気血を巡らせる施術を行います。
お腹と脈も確認しつつ、つぼも確認しつつ
患部の気血の変化を確認しながらひとはり、さらにひとはりと進めていきます。
痛む箇所の変化は都度確認していきます。
お灸も据えます。最近は練り灸を使うことも多いです。
近づけて離し、近づけては離しを繰り返し
つぼに艶が出たら終わりです。
体(つぼ)はちゃんと答えを出してくれるし変わってくれる。つぼがかわれば気血も変わり、からだは変わっていくし変化していく。
鍼灸師はその小さな変化をみながら日々施術に向かっています。
今日より明日はもっと楽になっていますように。