自然栽培農家が教える大豆栽培3つのポイントと日々のお世話の仕方
大豆を育ててみたいとお考えのみなさん、こんにちは。岐阜県郡上市でオーガニックな農家民宿『くらしの宿Cocoro』を営むただっちです。
ワタクシは自然栽培の農家です。農のかたわら宿をやったり、講演やワークショップを通じて「小さな農家」を増やすための活動をしています。
そんなワタクシの元にも、毎年大豆を売って欲しいというお問い合わせがたくさん届きます。でも自然栽培ではそれほどたくさんの生産ができないので、常連さん以外の方はお断りすることも多く、いつも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
大豆は日本人の暮らしにはなくてはならない大切な作物ですが、自給率はわずか6%しかありません。これが農薬や化成肥料を使わない有機栽培や自然栽培の大豆になると、自給率はたったの0.03%ほどに激減します。
そんな0.03%の大豆を頑張って探して、購入先が見つからなくてガッカリするよりも、自分で育てた方が早いし楽だと思いません?
ということで、自然栽培農家が教える大豆の栽培方法です。
今回は大豆栽培で必ず押さえておきたい3つのポイントと、タネまきから収穫まで日々のお世話の仕方を具体的にお伝えします。
ぜひこの記事を読んで、大豆を育てられるようになってくださいね。
と、その前に。
みなさん1キロのお味噌を作るのにどれくらいの大豆が必要かご存じですか?
米麹を使ったお味噌(これを米味噌と言います)の場合、乾燥大豆の約4倍のお味噌が仕込めます。つまり250グラムの大豆でお味噌が1キロ仕込めるということです。現在、日本人が1年間に消費するお味噌は、平均で3キロ前後と言われています。ですから3人家族でも10キロのお味噌があれば充分ということになりますね。
ということは大豆が2.5キロあれば3人家族が1年に食べるお味噌が仕込めるということです。
どうですか?
2.5キロくらい育てられるんじゃないの? って思いません?
では次に、2.5キロの大豆を生産するために畑の面積はどれくらい必要でしょう?
ざっとですが20平方メートル(約6坪)もあれば充分です。これなら家庭菜園でも十分可能ですよね。
まずはみなさん、2.5キロの収穫を目指して頑張ってください!
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