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見知らぬ草はヨウシュヤマゴボウでした〜笠岡市立竹喬美術館での出会い〜

春頃、我が家のベランダに置いてあった、空いている鉢にいつの間にか見知らぬ草が生えてきました。放置していたら、夏になってぐんぐんと成長し、初秋になってブルーベリーに似た実をつけました。

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我が家のベランダに自生したヨウシュヤマゴボウ(2019年9月17日撮影)

先日、笠岡市立竹喬美術館で開催された、笠岡出身の日本画家・小野竹喬の生誕130年記念展に訪れたところ、展示作品に同じ草が描かれていて、「ヨウシュヤマゴボウ」であることを知りました。

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小野竹喬・作「ヨウシュヤマゴボウ」 1962年(昭和37年) 岡山県立美術館所蔵
(笠岡市立竹喬美術館・編:生誕130年記念 小野竹喬のすべて. 笠岡市立竹喬美術館, 2019, P96)

竹喬さんの自宅の裏庭にいつのまにか自生していた野草で、竹喬さん本人が図鑑で調べて、名前がようやくわかり、薬草でもあることも知って、嬉しかったと述べていた、と作品に解説が記されていました。

1962年(昭和37年)の作品なので、57年の時を越えて、我が家でも同じ体験をしたのでした。

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「倉敷土曜市路地市・庭」の入り口に、ヨウシュヤマゴボウが生けられていました。

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ヨウシュヤマゴボウは、毒々しさがあり、アレンジングが難しそうですが、少しワイルドな感じで、野辺の草花らしく生けられていたので、感心しました。(2021年7月17日)

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岡山県北・鏡野町では、ヨウシュヤマゴボウの実が色づき始めました。

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2021年10月24日(日)に岡山市の石山公園で開催された、おひさまアートバザールで、ドライフラワーにしたヨウシュヤマゴボウに出会いました。

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バザールに出店されていた「野遊びlife Kayo & yoko」さんによる作品です。ヨウシュヤマゴボウの実は、ドライフラワーにするとカボチャみたいにかわいくなります。

お店では、野辺の草花や木の実をドライフラワーにアレンジしていて、どれもナチュラルでやさしい感じです。(2021年10月24日)

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