クラフトとアートの融合
地域猫のカップル、ミカン(左)とマメ(右)です。
二匹は、昼間、倉敷市本町のアートスペース路ゞの店内で過ごします。
ミカンはもともと飼い猫だったのですが、飼い主が引っ越すときに置き去りにされてしまったと伝え聞いています。
マメは、野良猫として、さ迷っていたところを保護されました。保護されたときに小さかったので、「豆(マメ)」と名付けられました。
今では、二匹とも栄養が行き届いて、体格もよく、毛並みが艶々しています。
ミカンは、体毛の模様が均一で、顔は丸顔で整っているので、血統が管理されていた猫のようです。
マメは、体毛の模様がモザイク状で複雑な様相を呈し、顔も横長なので、両親がかなり交雑していたのがうかがえます。
美術工芸の分野で、工芸(クラフト)作品は、輪島塗の漆器のように、偶然の要素を排し、極限まで管理されて、端正な美を追究します。
一方、アート作品は、偶然の要素も取り入れて、それまでになかった新しい表現を追求します。
ですから、創造物として、ミカンはクラフト的で、マメはアート的と言えます。
仲睦まじい二匹は、お互いに毛繕いします。
この光景は、クラフトとアートの融合ではないでしょうか!
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