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「ルール」工藤純子作を読んで思ったこと……🧦🧦🧦

 先月、「津田沼童話の会」の例会で、たまたま校則についてことが話題になりました。
 会員のひとりが、お孫さんが、一年間イギリスに留学して、帰ってきて、日本で通っている高校の校則の縛りがきつすぎる、と疑問を持ち始めた、と話していたので、工藤さんの新刊が校則がテーマの作品だから、次の例会のときに持ってくるね、といいました。

 その前にきちんと読まなければ、と思いながら、読みましたが、校則は50年の間にゆるくなって、再度厳しくなったのだと思いました。
 50年前、わたしの通っていた中学は男子は坊主頭でしたが、わたしたちが中学を卒業した次の年に、中学校が統合したので、坊主頭はなくなりました。
 高校生の制服は都立高校で私服化の動きがありました。 

 
「ルール」を読んで、いまもあるのか、と思ったのは髪型と靴下とスカートの長さ。
 半世紀前と同じ校則が生きている、ということは戦後に作った校則がそのまま残っているかもしれない、ということかもしれない、と思ったら、むかしの生徒手帳を読んでみたくなりました。

 スマホのこととかゲームのこととか、いいろいろ項目が増えていったのでしょうね。
 
 知里の両親の学生時代の情景は、よく知っています。
 ぺったんこのカバンも長いスカートも長い学ランもよく知っています。
 そのことと校則が厳しくなったことは関係があるのかもしれない、とわたしは思ってしまいました。

 制服も時代によってずいぶん変わった学校もあれば、むかしのままの中学や高校もあります。

 私個人としては制服はあった方がよかったです。
 我が家も余裕のある家ではなかったので、制服は必要なものだから買ってくれたけれど、私服だったら、着ていくものがなくてなくて、行きたくなくなったかもしれません。

 いま、中学や高校に通っている子どもたちの本音が聞けたら嬉しいなぁ、と思っているので、読んでもらえることを願いつつ、友人に本を手渡そうと思っています。 
 

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