「小公女」になりたかったのに、セーラ・クルーは金髪だと思っていた……❣❣
たぶん、小学校に入るまえに骨折をした時に買ってもらった初めての絵本が「小公女」と「不思議の国のアリス」だったと思う。
子どもの記憶って正しくないのだと思ったのはアニメで「小公女」を見たときにセーラが黒髪だったことに唖然としてしまった。
アリスが金髪だったから、セーラも金髪だと思い込んでいたらしい。
わたしは脳性麻痺という障害があって、手足にマヒがあってきちんと〇が描けなかったり、駆け足をすると転んでしまったり、先生に差別されたり、学校でいじめられたりした。
そんな時におばあさんが買ってくれた絵本がその2冊だった。髪の色は間違って記憶していたけれど、セーラの「たとえ貧しくても、心はいつも公女さまのように」という言葉が、わたしの心の支えになっていたと思う。
最近児童文学を勉強し始めて「小公女」の完全役を読んだら、セーラ・クルーは大人にもきちんと意見を言ういわば、生意気な子どもだった。
あれではミンチン先生に嫌われるのも当然だと思った。が、ひとりで大人と闘って、自分を失わずに気高く生きるためには、真に強さが必要だったのだと思う。
わたしはセーラに支えられて、いじめに負けずに成長することができた。
努力は報われるということも、実際に経験できた。
脳性麻痺の私でもケアマネージャーに慣れたし、いけばなの教授者資格も取得できた。
やればできるということを自分で経験できたことは「小公女」のおかげだと思っている。
わたしは私の経験を障害を持つ人たちに知ってもらいたいと思う。
だから物を書きたいと思っている。
できれば子供に伝わるように書きたいと願っている。
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