私にとってのマネジメントの本質
マネジメントの本質について。私自身、会社を経営していて思うのは、マネジメントというのは、まさしく「なんとかすること」であるし、そのために「管理」や「監視」は手段に過ぎないのだということ。
会社に関わる人たちを幸せにすることが経営の目的なのだとしたら、それに最も適した手段をとるべき。私の経営する会社ソニックガーデンは、プログラミングとコンサルティングという創造性の求められるナレッジワーカーたちがいる。
ナレッジワーカーたちに高い品質と生産性を出してもらうにはどうすれば良いか、と考え尽くして辿り着いたのが「管理ゼロ」というマネジメントのスタイルだった。報酬や罰則といった外発的動機づけでは、高い成果はでなかったのだ。
人は興味関心のあることに取り組む時に、もっとも熱心になるというのが人間の本質だと思う。そうであれば、その人が興味関心のあることを仕事にしてもらうようにすれば良い。それが本当の適材適所ではないかと考えている。
私たちの会社では、会社が実現したいことのために社員がいるのではなく、社員ひとりひとりがやりたいことを実現するために会社がある、というスタンスでいる。そのためにしているのが、「すりあわせ」という1on1の機会だ。
個人と会社のすりあわせこそが、私にとってのマネジメントの本質である。
参考「すりあわせ」について
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