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【商品開発インタビュー】背徳感のある”あんバター”をお酒で再現「あんバターの世界」

こんにちは。KURAND公式note編集部です。

オンライン酒屋「クランド」では、小規模生産でつくられた、個性溢れた新しいお酒のジャンルをクラフト酒(しゅ)と呼んでいます。現在は、約500種類以上のクラフト酒を販売しています。

個性豊かなお酒は、すべて私たちクランドのオリジナル商品です。社内の商品チームが、全国のパートナー酒蔵と一緒に、商品開発を行っています。

今回は、背徳感のある”あんバター”をお酒で再現「あんバターの世界」の開発ストーリーをお届けします。商品開発チームにインタビューを行いました。

ー「あんバターの世界」の商品開発のきっかけを教えてください。

商品開発チームAさん:背徳感のある「あんバター」を商品化できないかという社内アイデアがきっかけです。世の中では2021年頃から話題になり、2022年には人気商品となった「あんバター」ですが、お酒で商品化したのはおそらくクランドがはじめてだと思います。

無謀との声もありましたが、生搾りモンブランをお酒にした「生搾りモンブランのお酒」の開発実績もありましたのでチャレンジしました。

ー「こだわりポイント」を教えてください。

商品開発チームAさん:あんバターの「甘じょっぱさ」をお酒でどのように表現するかがテーマでした。あんこの「甘さ」とバターの「コク」と「塩気」。3つの要素が三位一体となった味わいを追求しました。また個体であるあんバターを液体にするので、口に含んだ時に違和感を感じないような質感と粘度にもこだわりました。

ーどんなイメージでデザインされたのでしょうか?

商品開発チームOさん:「あんバター」を検索すると、あんことバターが混ざり合ったようなイメージがたくさん出てきます。あんこは紫系の色、バターは黄色で、フォントの視認性が高く、存在感の強い商品デザインにしたいと思いました。また、以前「あんバター」が流行ってたことから、「令和のあんバター」というのもテーマの一つでした。

複数のデザイン案から選んだ結果、当初のイメージにはなかった、とてもシンプルなデザインに仕上がりました。最終的には「令和のあんバター」にはしっくりとくるデザインになったような気がしています。

ー商品の試作やテストを行う過程で、難しかったことはありますか?

商品開発チームAさん:バターを原料に使用すること自体が大きな挑戦でした。バターなど油分のある原料を使って商品化するには設備の問題が大きく関わってきます。実際に取引のあるパートナー酒蔵の中でバターを使用した商品の開発が可能な酒蔵は1社だけでした。あんバターのお酒を商品化することができたのは、取引先の協力が大きかったです。

ー「あんバターの世界」の推しポイントを教えていただけますか?

商品開発チームAさん:背徳感のある「あんバター」の味わいを、飲み物としてストレートやロックスタイルで楽しめる点です。塩気のあるお酒自体がそもそも少ないのですが、質感を残したあんこの甘み、バターのコクが絶妙なバランスで融合したお酒は、他にはないテイストだと思います。ミルク割りにすると飲みやすくなるので、少しさっぱり味わいたいときにはおすすめです。

ー最後に、これを読んでくださっているみなさまにメッセージをお願いします!

商品開発チームMさん:クランド史上最も商品化が難しい商品でしたが、中毒性のある唯一無二の味わいのお酒になったと思います。あんバター好きの方には間違いなく飲んでもらいたいです。成分が分離しやすいお酒ですので、しっかりと瓶を振って中身が混ざったことを確認してからお召し上がりください!

ー以上、「あんバターの世界」の開発インタビューでした!


今回紹介した、「あんバターの世界」はこちらです。