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「写真は楽しい」と思わせてくれる写真集『うめめ』

10年ぶりに一眼レフを再購入したのをきっかけに、写真撮影の指標となるような写真集を探しており、先日アンリ・カルティエ=ブレッソンのポートレイト 内なる静寂を買いました。

実はもうひとつ、自分の写真の教科書として買った写真集があります。それは梅佳代さんの写真集『うめめ』です。

梅佳代さんの写真集『うめめ』は思わずクスッと笑ってしまうような写真がたくさん掲載されており、「身近なところに楽しいことがある」ということを教えてくれるような感じがします。純粋に「写真は楽しい」と思わせてくれる、そんな写真集です。

『うめめ』,梅佳代,リトルモア,2006,p7
『うめめ』,梅佳代,リトルモア,2006,p16

この楽しさを子どもたちにも知ってほしいと思い、子どもたちがすぐに手にとって見れるように、写真集は子どもの本と一緒に置いています。

子どもたちがいつでも見れるように子ども本棚へ

また、梅佳代さんは50mm単焦点レンズで撮影するのが基本です。50mmレンズで撮った写真が好きな私にとって、梅佳代さんの写真はとても勉強になります。

他にもカメラの撮影モードはPモード(プログラムモード)と、絞りやシャッター速度はカメラ任せの設定をされています。カメラの設定はあーだこーだとよく悩む私にとって、こういった撮影スタイルも「カメラの設定とかより大事なものがある」と気づかせてくれます。

「写真は楽しい」と心の底からそう思わせてくれる梅佳代さんの写真集『うめめ』は、本当に素晴らしいと思います。

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