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音楽

改めて、私は音楽が大好きなんだなと気付かされる夜だった。

マイナスな事が無いと音楽は必要ないのかもしれないとぼんやり思っていたけれど、心がしんどい今、音楽を聴いて1人の人間が救われたから、その説はだいぶ濃いものになっている。












私には1つの大好きなバンドがいて、主にはそのバンドの曲ばかりを普段から聴いている。
私の利用しているサブスクでは、プレイリストの曲を全て聴き終えた後には全シャッフルで勝手に登録もしていない他アーティストの楽曲を含めて選出された一曲が流れ出す。

何度かその場面に出くわすのだが、そこに出てくるとあるアーティストが毎回気になっていた。

気になるといっても、いい曲だなあ以前のところで引っかかっていた。私はそのアーティストの曲がどちらかといえば万人ウケする曲が多くて人気も高いので、サブカル好きで変わり者の私は避けていた。だけどその人の曲を聴くと脳内で勝手に再生される風景があった。

それは、同業者(音楽業界)のバンドマンたちが肩を組んで(比喩表現)お互いの音楽を褒め合う優しい世界。

それを勝手に脳内再生されると、音楽っていいなあと思う理由がまた一つ増える。












もちろん、心がダメダメな時に音楽を聴いて単純に励まされて、自分が抱えている汚い心も埋めてくれるかのようにシンクロして代弁して叫んで歌ってくれて、それにまた救われて、どんな運命だよと面白くなって笑ったりもする。

今までは病んでいる時に明るい曲を聴くのが苦手だったけど、私の好きなバンドに限っては、明るい曲を書く時は決まってマイナスで暗い気持ちの時に作っていると聞いてから、病んでいる時こそそのバンドの明るい曲を聴けるようにもなったし、たくさんいろんな知識を増やすことによって音楽の楽しみ方助けられ方も変わってきた。













私の場合、大好きなベースを座って抱えているだけでも心が落ち着くし、また、ベースの低音を響かせ体にくっつけながら振動させていたらその振動が届いたのか突然動悸がし始めて一瞬で治るも驚かされた。それでも嫌な気持ちにはならないしむしろ体にくっついたベースから流れる低音が、振動が、心地よくて何よりも大好きである。

ベース愛を語らせたらキリがなさすぎるのでこの辺に留めておきますが、とにかく私は音楽が大好きだ。

音楽があって良かった。

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