成田山一人旅 中編
まあそんなこんなでかくかくしかじかあり無事に成田駅まで辿り着いたわけです。
とりあえずお腹が空いた私は、食べ歩き狙い一心で成田山の本道目掛けてガン早歩きをした。(ガンダは使うがガン早歩きは新種)
勝手に名付けてしまったが、これはほんのり温かさの残る焼き立て煎餅だ。
成田山に来るといつも値段の安さ、食べやすさから買ってしまうが、これはきっと何か潜在意識が食べなくてはいけないと言っているんだと思う。
とりあえずは占いに向かう足も止まらない。
道中でもう1つ気になるものがあったのでつい買ってしまった。
なぜか見かける旅に買ってしまうこやつ。
こやつも絶対何か潜在意識が食べなくてはいけないと言われている気がする。
去年、片思いしていた人との浅草デートでこれを買って私が1人で食べて、食べづらくて恥ずかしい経験をしたのは懐かしい。なんて思いながら今回は1人しかいないのでぶっさいくに大きく口を広げて食べながら豪快に歩き続けた。
占いがある奥山広場に着いた。
占いの内容は、後編に回します。
今は、食べ物っ…食べ物っっ……
もう聞き飽きたかもしれないが、こやつも、潜在意識が食べろと言ってくるやつ。
いつも食べる。はぁ。あんた、美味しいんだよ。
普段買ったことのないものに初めて手を出した。
黒ごまコロッケだ。
完全に、甘いものを食べた後にしょっぱいものが食べたくなった衝動で買ってしまった。
食べながら歩いているとあまりにも幸せすぎてあれもこれもと独り占めしたくなった。
歩き続けるとうなぎが一本串で売られているので、声をかけた。
「うなぎください…!」
「きも?きも?」
……なんだ?と思って看板を見たら、"うなぎ肝串刺し" と書かれていた。
勘違いしていたので、一歩下がった。
なんか、恥ずかしくもなくて、無の時間だった。
なんとも私らしいあの空間。
実に最悪だ
なんかもうやけになって、お店に入ってこれを買った。
私ったらいつもこんな人生…なんて思いながら美味しいものを詰め込んだ。
私ったら幸せなんだから…もう…
500円で150gほど詰め放題をやってみた。
いろんな味のチョコピーナッツだ。
これはSNSで見かけて少し気になっていた。
1人で詰め込むのは気恥ずかしかったが、もうここまで来たら堂々としている自分もいて誇らしかった。
(青リンゴが1番美味しかった)
私はお腹がパンパンで帰りの電車に乗っている。
こういう日のために、生きている。
そう思えるように普段の生活は質素に過ごしてみようかとも考えたりした。
次の記事は占いの内容になります。
ご覧あれ
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