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才能と言わないようにしている
何かすごいことをしている人はあなたの周りにいますか?
今で言えばオリンピックでメダルを獲る人。いやいや、オリンピック出場できる実力のある人。いやいやもうなんというか、とにかく選手として活躍している人みんな。(言い出したらキリがない)
料理が上手だとか、アーティストの人とか、起業家の人とか、モデルとか、もうなんでも言えるんですけど。
そういう実力が認められている人たちって、よく褒め言葉として "才能があったんだね" なんて言われがちだと思うんですけど私絶対その言葉は使いたくなくて。
先ほど母親とその話で討論ぽくなりました(笑)
もちろん悪気があって言う言葉ではないのは重々承知の上ですけど…なんというか、才能という言葉で片付けることによって、その人の過去、背景、努力、1秒1秒のそれに対する喜怒哀楽や、心身ともに削ってきた事を、"生まれつき出来るようになっているシステム" のように甘んじた言い方になってしまう気がするんですよね。
だから言われた本人は悲しむんじゃないか、悔しいんじゃないか。そこまで私は考えてしまうわけです。
とはいえ私は「才能があるんだね」と言われるとその場では満更でもないですが。
家に帰って、またその努力たちと向き合った時に、才能があると言ってくれたあの人はこの背景を、この努力たちを知らずに元々備わっている標準装備のようなものと見ている気がしてしんどくなったり、します。
なんというか、言葉は難しいんですよ。
私も言葉の難しさを見に沁みて感じているので、最近は「言語の本質」という本を読み始めました。
まだ全て読んでいないので何も言えることはないですが、きっと、一冊読み終える頃には、自分の中で何か変化があるはずです。
言葉の力、鍛えていきたいなあ。