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悩んだら、偶然に身を任せる



木曜日の仕事中、

海外で働いている1個上の先輩から『電話かけてもいいか』

と連絡が入ったので、何事かと思って5分間話をした。


海外に行って2年、日本の会社から内定が出ており、海外で働き続けるか、日本に戻るかをあと1時間で決めなきゃいけないという話だった。


ギリギリまで迷ったから、電話してきたんだろうなとは察したけど、数分間で人の人生を決められるほど私は何も持っていなかった。


聞けば、本当にどちらも半々ぐらいらしい。


海外にやり残したことがないか、

海外で出会った人達との別れが寂しい

その2個だけが心残りだと言っていた。


日本の会社入社時期を伸ばして、海外生活を楽しむのは無理なのかという折衷案もだめらしかった。



『よしわかった。コイントスしよう。』

それなら、といわんばかりに私は提案をした。


手元になんか小銭ある?


やだやだと駄々をこねはじめる先輩をよそに私は、


それで〜と続けた。


表が出たら日本

裏が出たら海外


はい、指の上にコイン置いて。私も仕事戻んなきゃだから。


置いた。と心細そうに聞こえてくる声に、


じゃあ、私がはいっ!て言ったら投げてね、まだだよと告げた。



そして最後に、

『ねえ、いまどっちが出て欲しいと思ってる?

それが答えらしいよ!』


と言って笑った。



どこかで読んだ


何かに悩むときは、すでに答えが出ているということ。

5分間かけて出した答えと、数時間かけて出した答えに大差はあまりないということ。


を私は、けっこう信じている。


言い訳や背景、環境全て排除して

本当はどっちがいいのか。


私は、度々この

『コイントスする前にすでに答えは決まっている』

方式で決めていく。


今回に適切だったかはわからないし、

自分に少し酔った答え方になってしまったと思う。

本来、悩みを聞くときは、

解決より傾聴なのはわかろうとはしてるんだけど、


私に電話してくれたってことは、

傾聴は無理だと諦めてくれていたと信じたい。






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ちさき
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