12月の本
あけましておめでとうございます。
先月は時間に余裕があったのと、読みやすい本が多かったので4冊です。
●ランチのアッコちゃん 柚木麻子
帯にあるようにこれはビタミン小説!
不安を抱く主人公にカリスマ性のある人物が大きな影響を与える、みたいなものがセオリーなのだとすれば、私はそれがとても好き!
ちょっと心に元気がない時に読みたくなる小説です。
●メンタル強め美女白川さん 獅子
Twitterで流れてきてから読むようになった白川さん。
こうやって自分のメンタルを上手くコントロールできるようになったらとても良いよね。
近くに白川さんみたいな人がいれば良いなって思うけど、バズったってことは近くにそんな人は存在してないってことでしょうね。
だったら自分が白川さんに近づくしかないよね。
●そこにはいない男たちについて 井上荒野
実家から送られてきたママからのおさがり本。
設定は入り込めるものだったのに感情移入できなかったのは何故だろう?
書き口なのか登場人物なのか。
でも読みやすくて一気読みできたし後半は良かったかな。
●ハイパーハードボイルドグルメリポート 上出遼平
同名のテレビ番組が大好きです。
書いたのは番組の全過程を担う上出さん。
ヤバい世界のヤバい奴らのヤバい飯を現地に見に行くというグルメ番組ですが、生きるってなんだろう、幸せってなんだろうと深く考えさせられます。
映像で見ている分、本で描かれている情景がしっかりと浮かぶのでよりリアルな感じがします。
テレビを見ていなくても本には詳細に書かれているので先に本を読んでも全然問題なし。
というかみんな読むべき!
取材は暴力である。
その前提を忘れてはいけない。
カメラは銃であり、ペンはナイフである。
幼稚に振り回せば簡単に人を傷つける。
【さいごに】の部分からの引用ですが、一人ひとりがカメラを持って自由にネットに書き込めるようになった時代、全ての人がこれを忘れてはいけないと思います。
それが平和な日本であっても。
こういう意識を持って作っている人の番組はまた見たいって思えるよね。
先日も新作が放送されましたが、また本も読みたいです。
札幌のニュースタイルに上出さんのサインあったよ。
2020年は趣味の一人旅もできずだったけど今年はどうだろう。
でも今までのようにいかなくても、後悔しないように生きたいね。