7月の本
●旅の理不尽~アジア悶絶篇 宮田珠己
この本は、いつぞや本屋で平積みになっていたところを手に取った本。この表紙だったらそりゃ手に取るでしょうよ。
旅のお供に、と思って買ったのだけど、あまりにもぺらぺらと読めてしまうので結局連れて行かなかったのです。
旅行記だけど、小説みたいなことが起って、騙されたり、エンジョ~イされたり、女性とトゥクトゥクできなかったり、でも小説みたいに解決しない。その小包捨てんなよ!!と私は本に向かって叫んだりする。
そうだな、この本から学んだことは、死海に入ると肛門が痛いってこと。ぐらい。
この本の凄いところは、初発刊が1995年。自費出版だった本が後に小学館から文庫になり、2010年にはちくま文庫に収録されるという、2度文庫になったという点。
そして2019年、札幌の紀伊国屋で推し本としてポップまでつけて大量に平積みされていたこと。
めちゃくちゃ愛されてる本だよね。面白かったです。