4月5月の本
4月5月はまとめて。
4冊です。
●ついに、来た? 群ようこ
父の死後、年下の男に奔ったサチの母。七十歳で出戻ってきたが、どうも様子がおかしい(「母、出戻る?」)。専業主婦のマリは義父のボケを疑い、検査を受けさせたいが、横暴な夫は断固反対する「(義父、探す?)」。働いたり、結婚したり、出産したりしているうちに、親たちの「老い」という問題がやって来た!?シリアスなテーマを、明るく綴る。
これはもうホラーです。
おばけとかそんなものよりよっぽど怖い、何とも恐ろしいフィクションです。
だってこれは他人事じゃなくて、実際に自分に起こるかもしれないことなんだから。
救いなのはこの本が短編で、どの話も途中で終わること。
実際の人生ではそんな風に終われないけど、実際にもありそうなパターンだからその先を考えるのはとっても恐ろしい。恐ろしいよー!
親にはいつまでも元気でいてほしい!
切実に!!
●グリーングリーン あさのあつこ
失恋の痛手から救ってくれたのはおにぎりの美味しさだった。翠川真緑(通称グリーン・グリーン)はそのお米の味が忘れられず、産地の農林高校で新米教師として新生活をスタートさせた!農業未経験にもかかわらずー。
豚が廊下を横切るなんて日常茶飯事だが、真緑にはその豚と会話ができる能力が⁉熱心に農業を学ぶ生徒に圧倒されつつも、真緑は大自然の中で彼らとともに成長してゆく。
ママからのおさがり本。
面白いのかな~と思いつつ読み始めたら面白くてすいすい読めました。
私自身は田舎育ちなので田舎に住もうとは思えないんですけど、こうやってみると魅力がいっぱいあるんだなって思いますよね。
田舎や農業の問題もね。
真緑がお米に感動するシーンを読んでいると口の中にお米の味が広がってくるということは、私もきっとお米が美味しいと感動した経験があるからなんっでしょうね。
●働く男 星野源
音楽家、俳優、文筆家とさまざまな顔を持つ星野源が、過剰に働いていた時期の自らの仕事を解説した一冊。映画連載エッセイ、自作曲解説、手書きコード付き歌詞、出演作の裏側ほか、「ものづくり=仕事」への想いをぶちまける。文庫化にあたり、書き下ろしのまえがき、ピース又吉直樹との「働く男」同志対談を特別収録。
おめでとうございます!!
ちょうどこれを読んでる時におめでたいニュースだったので本当にうれしかったですね。
逃げ恥見てましたし。
もうそこからは、あなた今こんなこと書いてますけど将来的にガッキーと結婚しますからね!って教えてあげたいですよ。
星野源さんはアキハバラ@DEEPというドラマで初めて見たので役者さんとして知りました。
音楽も良いし演技も良いし、多才で素晴らしい方ですけど、体と心が心配です。
まぁ私なんかが心配しなくてもガッキーがついてるんで勝ちですよ!
●よつばと!15 あずまきよひこ
待ちに待ったよつばとの新刊。
発売してすぐに買ったのですが、大事にしすぎてここまで温めてしまいました。
とにかくもうよつばが成長してて堪らないのです。
なんでもないようなシーンで涙が出ちゃうのは何なんでしょう。
よつばが石を持ってくるだけのシーンとかね。
よつばがランドセルを買ったり字が書けたり、もうね、とーちゃんと同じ気持ち。
とーちゃんとよつばの関係ってわからないところがあるんだけど、自分の子を産んだ私でさえ、親の自覚についてはいまだに自信がなくてね。
何気なく過ごしている普通の日常は本当に奇跡的で、キラキラしてるよね。
ということで4冊でした。
通勤で読んでるのでよつばと以外は文庫でした。
家で読む用の大型の本も進めていかないと溜まってきてしまうよ〜。