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「フードロス削減から、日本を代表する食のプラットフォームへ」カンパニーCEOインタビュー#4           ECカンパニーCEO 河村 晃平

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クラダシは今年、11期目を迎える7月1日より、新経営体制になりました。これまで取締執行役員CEOとして事業を推進していた河村 晃平が創業者の関藤 竜也からバトンを受け、代表取締役社長CEOに就任し、さらに、社内カンパニー制を導入しました。

カンパニー制の導入は、

  • 組織・人員配置を最適化すること、

  • 各カンパニーの役割や執行責任者(CEO)の責務をより明確にし、意思決定と業務執行のスピードを上げること、

  • それにより、4つのカンパニーそれぞれの事業成長を加速や、さらなる新規事業の創出をすること

を目的としています。

中期経営計画のテーマとして掲げている「フードロス削減のインフラに」の実現に向け、主軸のECに加え、新たにブランドソリューション、サプライチェーンソリューション、ロジスティクスソリューションとカンパニーを4つに分けることで、食品サプライチェーンにおける機能拡張と新規事業の創出にコミットし、この業界において必要不可欠なインフラになることを目指していきます。

新体制になったクラダシの各カンパニー長が、それぞれどんな想いで事業を推進していくのか、どんな未来を描いているのか、伺います。

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ラストとなる第四弾は、ECカンパニーCEO 河村 晃平(かわむらこうへい)です。

ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」に掲載される商品のラインナップを増やし、よりおトクで楽しいお買い物をお客さまに届けることを目指すECカンパニー。
CEOとして何を考え、どんな方向に向かっていこうとしているのか伺いました。

<経歴>
2007年   早稲田大学在学中にリブセンスを共同創業
2009年   早稲田大学卒業
同年       豊田通商株式会社入社
      自動車ディーラー事業に従事、5年間の中国駐在を経験。
2016年   Loco Partners株式会社入社
              執行役員として事業開発や人事部の領域を管掌。
2019年   株式会社クラダシ入社
              2024年7月に代表取締役社長 兼 ECカンパニーCEO就任

挑戦と成長の軌跡:フードロス削減に挑むCEOの想い

ーーーこれまでの経歴を教えてください。

私のルーツは台湾にあります。両親ともに台湾出身で、貿易関係の事業をしている家庭で育ちました。父の兄弟や母の兄弟もみんな実業家で、幼い頃から自然と「いつか自分も事業を起こして社長になるんだ」という意識をなんとなく抱いていました。幼い頃からアメリカやマレーシアなど、世界で挑戦している親戚たちの姿を見てきたことが、私のスタート地点だったと思います。
学生時代には、インターネットバブルの真っ只中、楽天の三木谷さんや当時ライブドア代表の堀江さんが注目されていた頃に、村上太一と一緒にリブセンスを共同創業しました。インターネットの可能性に強く引かれ、ビジネスの未来が大きく変わる瞬間を肌で感じ、ワクワクしていました。
その後、学生起業だけでは学べない社会やビジネスの「お作法」を学びたいと考え、豊田通商に入社しました。将来は自分で起業したいという思いがあったので、社会人最初の3年間は「ビジネススキルセット」「人脈」「資金作り」にフォーカスを充てました。
商社時代の中国駐在経験から、世界から見た日本と日本から見た日本のギャップを感じるとともに、訪日客数が急増する中でインバウンド市場におけるビジネスチャンスを感じ、海外と日本をつなぐ架け橋になりたいという強い思いから、KDDI傘下の宿泊予約マッチングプラットフォーム「Loco Partners」に転職しました。

ーーークラダシに入社されたきっかけは何だったのでしょうか?

きっかけは、中国駐在中に知り合った関藤との再会でした。Loco Partnersで育休中のメンバーが「社会のために何かしたい」と話していた際、関藤を紹介したことで再びつながり、5年ぶりに再会しました。関藤と話す中で、仕事や経営の価値観に深く共感し、クラダシを大きく成長させようと決意し、その翌日には入社を決めていました。

ーーーカンパニーCEO就任にはどのような想いでしたか?

私にとってクラダシでの使命は、創業者の想いを受け継ぎ、上場企業として事業を成長させていくことです。社会課題をビジネスで解決し、社会性・環境性・経済性に優れた活動を継続していく、それは非常に大きな挑戦であり想像を絶する難しさがあります。しかし、その難題が面白そうで、ワクワクする気持ちにもつながり、大きな目標に向かって進んでいけることが、何よりも魅力的に感じています。
そして、今回ECカンパニーのCEOも務めるにあたり、祖業であるフードロス削減の事業を大きく成長させるという強い使命感を持っています。食の問題に真摯に向き合い、社会に貢献しながら、ビジネスを拡大していくことに全力を注いでいきます。

▽過去の河村さんの記事はこちら
【代表対談】創業10年の節目で社長交代へ、クラダシが目指すソーシャルグッドカンパニーのこれから

フードロス削減と社会貢献を両立するECカンパニーの挑戦

ーーーECカンパニーの事業内容や組織について教えてください。

ECカンパニーの主力事業は、フードロスを削減するマッチングプラットフォームの運営です。食品メーカーの、さまざまな理由で廃棄される可能性のある商品(賞味期限間近や、箱潰れやパッケージの傷、限定/季節商品など)をクラダシが買い取り、「Kuradashi」で販売し、消費者にお得な価格でお届けします。これによりフードロスを削減し、温室効果ガスの排出量を減らすことができ、環境にも配慮したビジネスモデルを実現しています。また、売り上げの一部で社会貢献活動を支援することで、「サプライヤー良し、消費者良し、社会良し」の三方良しのソーシャルグッドを目指しています。

ーーーECカンパニーのトピックとして、最近Dr.つるかめキッチンを運営するクロスエッジを買収しましたが、どのような想いがあったのでしょうか?今後の展望も教えてください。

Kuradashiは事業系のフードロスを削減するビジネスであるのに対して、Dr.つるかめキッチンは食べきりサイズの商品を提供することで、家庭系のフードロスを削減するモデルです。冷凍宅配弁当ビジネスは、ライフスタイルの変化と共に注目されている市場であり、今後さらに成長していく可能性を感じました。Dr.つるかめキッチンの事業を通じて、食の楽しさや健康を広げると共に、フードロス削減という目標へのアプローチもさらに加速させていきたいと考えています。

ーーーECカンパニーとして目指している姿、今後の展望はどのようなものですか?

ECはクラダシの祖業であるので、この事業は本家本丸として今後も大きく飛躍させます。フードロス削減を推進しながら、社会貢献にもつながるビジネスを大きく成長させていき、食のプラットフォームといえば、クラダシとなるような、日本を代表するサービスにしていきたいと思っています。

ーーー最後に、意気込みや読者へのメッセージをお願いします!

クラダシは、これからさらに成長する企業です。0→1、1→10フェーズを経て、今は10→100フェーズに移行しています。上場企業としてゴーイングコンサーンで成長し続けるために、一緒に1000億円企業をつくっていきましょう!

▽クラダシの採用情報はこちら

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