ほかの発達障害の人と同じ薬を飲んでも、効き方が違うのはなぜ? ①
脳の中の情報の伝わり方はみんな違う
• 同じ発達障害の診断名でも、脳の中のどのような状態が困りごとを引き起こしているかは、一人ひとり違います。
• また、薬の吸収や分解にかかわる体質も違います。
• 同じ診断名の人が「この薬は効いた」「副作用がひどかった」 などと言っているのを聞いて、自分の経験と違うと、つい自分が間違っているのかな?と思ってしまうこともあるかもしれません。
• でも、薬の効き方や副作用の出方は、一人ひとり違います。
• 自分の心(脳)と身体の状態は、自分にしかわかりません。自分の感覚を大切にして、心と身体の状態をよく観察してください。
副作用ってみんな同じように出るの?
きちんと対応してもらえないときはどうしたらいい?
• 薬が強く効きすぎるときや、ひどい副作用が出てしまったときは、主治医と相談して飲む薬の種類や量を変えてもらうのが基本です。
• 多数派の人では起こりにくい副作用が出たとき、「そんなことはほとんど起こらないから」と言われて、きちんと対応してもらえないと感じたときはどうしたらいいでしょうか?
• たまたまそのタイミングで、 薬とは別の原因で体調が悪くなることはありえます。でも、 薬の効き方や副作用について納得できないことがあれば、 主治医だけでなく薬剤師さんに相談したり、セカンドオピニオン(ほかのお医者さんに相談すること) を受けることもできます。
(第三版/最終更新日:2024.4.8)
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