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【クラファン開始まであと3日】「薬」はじめてガイド?「お薬」はじめてガイド?「くすり」の表記のしかた問題

こんにちは、中の人1号の仲田です。
いつも宣伝からのスタートで失礼します。「発達障害の薬はじめてガイド」プロジェクトでは、このたび、印刷費と活動継続資金を集めるため、クラウドファンディングに挑戦することになりました。クラウドファンディング開始日は2022年9月12日(月)です。期間は10月31日(月)まで。まだページは公開されていませんが(9月9日時点)、こちらのURLからの受付となります。

クラウドファンディング開始まであと3日となりました。noteやtwitter (@kuracilo)でのフォロー、拡散をどうぞよろしくお願いいたします。

呼ばれないタイトル

さて、今日は少し趣向を変えて、私が中の人としてパンフレットの広報活動をするなかで、ずっと疑問に思っていたことについて、書いてみたいと思います。

私たちのパンフレットの正式名称は「発達障害の当事者とまわりの人のための薬はじめてガイド」といいます。長いので、ふだんは「発達障害の薬はじめてガイド」と名乗っています。

このパンフレットの名前を人に伝えると、不思議な現象が起こるのです。それは、みんながパンフレットを「お薬ガイド」と呼ぶこと。これは、特定の誰かがそう呼んでいてそれが広まった、というのではなく、違う場所で、様々な人がそれぞれ勝手にそう呼ぶのです。

なんで名前を憶えてもらえないんだろう?確かに正式名称は長いですが、略称はそんなに複雑ではなく、名前を構成する「薬」「はじめて」「ガイド」はいずれも普段の生活で使われる平易な単語のはずです。面と向かって「間違ってますよ」と指摘するのも憚られるため、モヤモヤしながらさりげなく訂正したりしてはいましたが、それでもみんな「お薬ガイド」という呼び方を変えません。みんな私と同じように聴覚情報処理が苦手なのかな、とも思いましたが、チャットでやり取りしたときも同じ現象が起こるので、とてもとても不思議でした。

「おくすり」の「お」の秘密

ある日、私はついに意を決して、友人の奈良里紗さんに聞いてみることにしました。大学時代のクラスメイトである奈良さんは、視覚障害児教育の研究者で、弱視と難聴の当事者でもあります。私にとっては、研究をする当事者の、先輩のような存在です。(といっても、実際に障害者になったのは、生まれつき障害のある私のほうが先なのですが。)そして、私の生活圏内では数少ない文系の研究者!奈良さんなら、きっと、私の半年間の疑問に答えてくれるのではないかと思いました。

帰ってきた答えは、意外なものでした。
一般的には、「おくすり」のことを「薬」と呼び捨てにするのは、お金のことを「カネ」と呼ぶようなニュアンスだというのです。

ぜんぜん気付かなかったー!!これまで私は、研究者でありながら一般市民の視点を忘れずにパンフレットを書いてきたと自負しており、当事者視点で書けていることにお褒めの言葉をいただくことも多かったので、しっかり業界に染まっていた自分に少しショックを受けました(笑)

言われてみれば確かに、「おくすり手帳」という一般的に広く使われているツールには「お」がついています。お薬ガイドに改名すべきか、でも「薬はじめてガイド」のほうが音の流れが好きなんだよなあ…と思って、心が揺れる日々であります。

もちろん、ユーザーの皆様はこれからもご自分の抵抗のない呼び方で、好きに呼んでいただいて構いません。これからも「発達障害の薬はじめてガイド」をよろしくお願いいたします。

<終わり>

クラウドファンディング開始まであと3日!プロジェクトページはこちら。拡散よろしくお願いいたします!!

奈良さんのnoteはこちら!


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