【ド偏見注意】早期転職に潜む悪魔
新入社員の皆様、ご入社誠におめでとうございます！
入社式はどうですか？まだまだコロナも収まっていないので、リモート入社式だった方も多かったのでは無いでしょうか？
いよいよ学生時代が終わり、定年までのロングランが始まりましたね。どうですか？
え？辞めたい！？
おめでとう！入社1日目で辞めた君は【ブロンズバックラー】の称号を得ました。
Ｓ級バックラー
伝説の存在。給料と称して、売場の物やレジの金を強奪して消える
最強のバックラー。場合によってはブタ箱逝きであることから、
バックラーからも畏怖の対象として見られている。
Ａ級バックラー
活力みなぎる若者の主流。トイレの便器から外れた位置にウンコをする、
売場を荒らす、勤務中に姿を消すなど、職場への迷惑行為をしてバックレる
漢の中の漢。世間からは概ね理解を得られぬが、その反骨精神溢れる姿は
一部からは熱狂的な支持を得ている。
Ｂ級バックラー
仕事を覚えて、職場の主力に近い立場を取得した後、消える。そのバックレ
効果は絶大であり、職場に致命的なダメージを与えることもある。忍耐力の
あるバックラー、という資質が必要となり、労働時間が長くなる為、Ｃ級
バックラーと比較すると少数である。
Ｃ級バックラー
入って数日、もしくは１，２週間で消える。職場への被害は極僅かだが、
バックラー本人の貴重な時間を無駄にすることなく、ストレスも最小限で
抑えられるため将来性バツグン。
ブロンズバックラー
即日消える豪の者達。わずか一日で職場を見極めなければならないため、
かなりの判断力は要求される。
ゴールドバックラー
数時間、あるいは数分で勤務中に消える。もはや幻。彼らは本当に存在
したのか？職場に、自信の存在を疑わせるほどの光速バックレ技術は
黄金聖闘士に匹敵。
冗談はさておき、先週の記事でも書きましたが、大卒でも3年で3割、高卒では3年で4割辞めるのが平均なので、入社1年程度で辞める人も別に珍しくも無いかもしれませんね。
そこでふと思うのが、「なんで辞めるの？」
別にその人の人生ですし、理由なんて人それぞれなんだからどうでもいいと言えばどうでもいいんですが、俯瞰的に考えると早期離職からの転職って本当に良選択なのかな？と思ってしまいます。
膨大な時間を費やして就活したのでは？
履歴書めちゃくちゃ汚れるけど？
転職先ってちゃんと吟味した？
そもそもしんどいのは当たり前
１．膨大な時間費やして就活したのでは？
今の大学生の就活事情を良く知らないのですが、入学早々ガクチカを意識しながら大学生活を過ごし、大学3年くらいから自己分析して、就活サイトエントリーして、インターンして、リクルーターに会って、会社説明会に参加、エントリーシート作成、筆記試験、集団面接（グループワーク）個別面接・・・
物凄い量の比較対象から今回の会社を選んで、新卒切符というゴールデンカードを使ったんですよね？（複数内定が貰えたかどうかは別として）
そしていざ満を持して入社して、1年そこそこで退職？
なんで入口は入念に準備したのに、出口は「合わない」「思ったのと違う」「雑用ばかり」「社会人しんどい」みたいな短絡的な動機で辞めてしまうんですか？
ウチにも毎年います。「公務員になりたかった」「やりたいことが見つかった」「第一志望が諦められない」「もっとホワイト企業がいい」などなど・・・
ごめん、その辺は入る前に整理しといてもらっていいかな？
２．履歴書めちゃくちゃ汚れるけど？
これは私に転職経験がないので憶測の話になってしまいますが、客観的に見て、印象かなり悪くないですか？
短期離職の経歴を前向きに捉える理由がないと思ってしまいます。
短絡的・計画性がない・辛抱が出来ない・適応力がない・学生のバイト気分が抜けてない・単純にすぐ辞めそう・・・
それもどこかでリセット出来ればいいですが、経歴からは消しようがないので転職活動する度に聞かれますよね？
「なんでそんなすぐに辞めたの？」
３．転職先ってちゃんと吟味した？
言いたいことは分かります。
「今の仕事が嫌で嫌で、とにかく脱出したくて辞めた。仕事しながらの転職活動には時間的にも限界がある。」
ですよね？
大学時代はあれだけの時間掛けて、吟味して、経験して、見て、聞いて決めたのに、次の人生を捧げようとする職場はささっと短絡的に決めようとしてませんか？
【どうしてもその会社に入社したい＜＜＜＜＜今すぐにでも今の会社を辞めたい】
感情的には十分分かりますが、そのジャッジ大丈夫ですか？
そして企業側の採用事情も気になります。早期退職をする人を採用する企業ってどんな状況だと思いますか？
「社会人経験がある若い人が欲しいに決まっているだろ！」ですって？
ん？若い人が欲しければ新卒採りますし、社会人経験がある中途は即戦力の中堅、ベテランを採用しませんか？
裏を返せば若い人が欲しいけど、新卒採用がうまく行かなかった、若手がすぐに辞めたので取り急ぎ補充したい、が現実だと思います。
早期退職の中途採用をする会社は、次の新卒採用まで待てない何かしらの理由があります。当然、業容拡大に伴う人員増加などの前向きな理由もあるでしょうが、実際は《若手を当て込むはずだったところに穴が空いたので補充したい》という会社が多いのが現実だと思います。
貧すれば鈍する。人も会社も根本的には同じです。
４．そもそもしんどいのは当たり前
色々と偏見に満ちた事を書き殴りましたが、最後にこれだけは伝えておきたいツイートがあるので貼っておきます。
入社1年目が人生で一番キツい。
— クラバン@100個の目標 2022社労士勉強 クライミングバンカー (@oCsh6lWH6iORvS9) October 6, 2021
最高の22年間から突然の社会人生活
「去年の今頃は…」「朝8時から夜18時…」「これから40年間…」
これ当たり前で、最も落差が激しいのが新卒1年目だから。
安心して。1年経てば【社会人のベンチマーク】が出来るから。
「あの時と比べればマシ」までくれば大丈夫。
あなたが辞めたいのは単純に落差の問題です。最高に楽しかった大学生活から、突然にフルタイム勤務に強ストレスの毎日。
もっと慣らし運転してくれよ・・・と思うのは40歳近いおっさんも同感です。
社会人なんて【慣れ】です。慣れないうちに感情的になって勝ち目の薄い選択肢を選ぶことはお勧めしません。
以上です。
共感、反感、何かしらの感情を感じられたら是非いいね&フォローお願いします！