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いつものご飯と食育

今日は秋を感じるとても綺麗な夕焼け空でした。私は、空気が澄み始める秋も大好きな季節です。

夜もふらりとお散歩に出かけ、明日には満月を迎える満ちたお月さまにも出会うことができました。神秘的で美しいモノに出会うと、自分の奥底が温かくなるような不思議な心地よさにつつまれます。

そんな今日の夕飯は、春巻きです。昨日は塩コショウで炒めたお肉でした。
そのお肉があまり美味しくなくて…。残ったもので春巻きにリメイクしました。

長くなってしまったので、必要な部分だけでも読んでみてください。


お肉屋さん:いつものご飯と食育

最近、お肉屋さんって減っていますよね。スーパーで買うことがほとんどで、お肉屋さんで買うなんて特別な日です。そんな近所のお肉屋さんが、最近閉店しました。昨年も一店舗閉店したばかり…。どちらも理由は同じで、お肉を捌く方の高齢化で後継となる人材もいないからなのだとのこと。
お肉屋さんのお肉って、やっぱり美味しいのですよね。着色料がかかっていないから、すぐに変色してしまうけど、買ってきてすぐに食べると本当に美味しい。
スーパーで買うお肉も美味しいですが、やっぱり不自然な赤さには不信を抱き、少しピリッとした味には不安を感じます。
うちは息子がお肉大好きっ子なので、食べる頻度も多くなりがち。そしてシンプルな塩焼きが一番多い食べ方です。そうなると、美味しい安全なお肉を提供してくれるお肉屋さんがとても貴重です。

ひき肉はラードを加えられ、真っ白な時がありませんか?
少し気にして見てみると、そんなことにも目がいくようになります。
フードプロセッサーでミンチにするのは大変だけど、切り落としで作ったひき肉の方がやっぱり食べ応えもあり、味もあって美味しいです。

こんな風にいつもの当たり前の食品を、少し深く見つめてみることも大事だなと思います。考えすぎて拒絶するということではなくて、どんな風にそこに並べられているのか…と、少し興味を持って見ていくと、自分の口にする食品に対する意識も自然と高めることができ、子どもたちへの食育にもなると感じています。

🌿 春巻きの主な具材と薬膳的効果

1. 豚肉

  • 効能:気を補い、血を増やす

  • 作用:疲労回復、貧血予防、乾燥肌の改善

  • ポイント:豚肉は「潤い」を与える食材です。秋冬の乾燥対策に効果的で、身体を補強するので冷えを感じる方に良いです。

2. もやし

  • 効能:体の余分な熱を冷まし、利尿効果

  • 作用:むくみ解消、熱のこもりを解消

  • ポイント:もやしは「清熱」の作用があり、体のこもった熱を取ります。揚げ物の油っぽさを和らげる効果も期待できます。

3. にんじん

  • 効能:血を補い、目の疲れを癒す

  • 作用:視力回復、肌の調子を整える

  • ポイント:五臓でいう「肝」を補い、目の疲れやイライラ解消にも役立ちます。

4. たけのこ

  • 効能:消化を促進し、熱を冷ます

  • 作用:胃腸の働きを助け、便秘解消

  • ポイント:胃腸の調子を整えることで、身体全体の気の巡りも改善します。

5. 春雨

  • 効能:体を潤し、胃腸に優しい

  • 作用:消化吸収を助け、疲れを取り除く

  • ポイント:春雨は「気血」を補い、軽い食感ながらも満足感を得られる食材です。


🌿 春巻きの調理法:揚げ物の薬膳的アプローチ

揚げ物は体を温め、気を補うため、寒い季節には適した調理法です。ただし、油が多いと胃腸に負担がかかりやすいため、消化促進効果のある具材(たけのこ、もやし)を取り入れるとバランスが取れます。

また、油で揚げること自体は「温補」といって、冷えや血行不良を改善する食材の効果を高めます。


🌿 薬膳春巻きにおすすめのアレンジ

  1. 生姜:体を温める効果が強いので、冷え性の人に最適。

  2. 大葉(青じそ):風邪予防や消化促進の効果。

  3. エビ:腎を補い、生命力を高めます。疲れやすい方に◎。


🌿 まとめ:春巻きで心身のバランスを整える

春巻きは、食材によって気血を補い胃腸を整え、体を温める効果が期待できます。揚げ物ではあるものの、消化を助ける具材を選ぶことで負担を軽減できます。また、心を落ち着かせる効果がある豚肉やにんじんを使えば、ストレス解消やイライラ緩和にも役立ちます。

寒い季節には、こうした薬膳的な春巻きを楽しむことで、冷えや乾燥対策をしながら体を内側から整えてみてください!

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