見出し画像

最後にわかること

9月末で21年勤務した会社を退職すべく、かなりのハードワークで過ごしています。
しかも、9月末で引き継ぎが終わらないから10月も働きます、私 大丈夫?

退職の挨拶に伺うと…「今後も相談します」っていう反応が大多数だというお話を前々回くらいの記事にも書きましたね。

今週初めに、退職のお知らせハガキが本社から全てのお客様へ送られています。
ご挨拶できないお客様が何百人もいるので、ハガキをご覧になった方々から ものすごい数の電話とメールが携帯へ入ります。
だいぶパニックになりながら、面白いことに気づきました。

ガンガン電話してくるほとんどの方々は、自分の今後がどうなっちゃうの?ぎゃー
…落ち着いていただくのが大変です。

一息ついてからお電話くださる方やメールの方は、私の体調を心配する方や永年勤続を労ってくださる内容の方が多め。
今日も早朝より、電話もメールも入っています…さあ、どっち?

今後も友人としてお付き合いしていきたいと思う方々が、どの方なのかはっきりします。助かります(笑)

先日、職場の皆様に盛大な送別会を開いていただきました。
その時も、多くのお言葉を頂戴しましたが、私が嬉しかった内容が…私自身は忘れているような些細なことなのに「あの時 こう言ってもらえて、その後 勇気と自信が生まれて頑張ってこられた」という数人の後輩からのエピソードでした。

フルコミの営業職ですから、続けられない人も多いのが現実。
でも、本来、能力の高い方々が入社しているはずなのです。周りの凄さに、ご自身の持っている魅力や能力を見失ってしまう後輩へ 私が声を掛けていたようです。
たった一度の一言だと思うのですが、少しイイ事してたみたいで嬉しいです。

人って そんな小さな事で人生が大きく変わってしまうのだということですね。
愛ある言葉を意識したいものです。
ピンチの時、自信がない時、どんな人が傍にいるか どんな言葉が掛けられるか…大事なことです。これが『運』なのかもしれません。

そういう私自身も、『運がイイ』お陰で 多くの先輩方に沢山のありがたい言葉を掛けていただけました。
…『どんな時も鷹揚に』一番の恩師である大先輩の言葉。
この先輩がご勇退された後もお付き合いが続いています。人として心から尊敬している方です。
私が所属しているエリアとは違うエリアの大先輩でしたが、新人の時に出会えていたことがラッキーなことでした。


よく、人生最期の時に気付く(悔やむ)事…の話がありますけれど、今回の退職騒動?のお陰で まだ生きている今 気付ける機会ができて良かったと感じています。
人間のどんな反応で人がどう判断するか、どんな言葉で人が勇気づけられるか(また、傷つくか)  これを活かせるか否か、今後の私の生き方次第ですね。
気を引き締めて、今日も引き継ぎに行ってきまーす。

いいなと思ったら応援しよう!