暮らしの花研究家

花のある暮らしを研究しています。庭に咲く花でアレンジしたり 植物まわりのあれこれ。https://www.instagram.com/yoshikonakanishi87/←Instagramはお花の投稿です。ご覧いただけると嬉しいです😊

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最近の記事

花の仕事に必要なのは

2、3ヶ月に一度程度、花卉業界で働きたい人に向けて、仕事内容をお話しする機会があります。 参加者さん達は、アレンジメントや花束などの商品制作技術の重要性を強く意識している方々が多く、実際に採用側も技術力のある「経験者優遇」の意向が強いと感じます。 しかし、長いこと 花の仕事の現場に関わっていると…そうじゃない気がします。 商品制作に必要なレベルの制作技術は、誰でも慣れれば出来るようになるのです。 そう、誰でも。 新卒男子でバラとカーネーションのようなスタンダード花材の見分け

    • 花写真…だけ

      お花の仕事のお手伝いが多すぎて、noteが疎かになっています(笑) ブライダルの件数が多いのと 涼しくなってギフトにお花を選ぶ方々が増えているのでしょう。 書きたいこともいろいろあるし、皆さまの記事を読みたいのに時間が無い日々です(涙) 来月は、たっぷり休み希望を出しました! 今日は、ここ数日内に作ったアレンジの写真だけ載せておしまい

      • ハロウィンアレンジの季節

        10月に入って、お花の会も すっかりハロウィンです。 ハロウィンアレンジが始まると…クリスマスリース制作の予定も入るので「今年も終わりだね」という会話がお決まりパターン。 ハロウィンアレンジには、小さなサイズの観賞用カボチャが定番。 花屋さんやスーパーなどで『おもちゃカボチャ』『ミニカボチャ』という名前で販売されています。 オレンジ色だけでなく、白色や縞模様とか…種類も豊富です。 ミニカボチャを置くだけでもハロウィンの雰囲気になりますが、お花と合わせる花材としてはカボチャ

        • 暑いのは、植物だって苦手なの

          少し涼しくなって来たでしょうかね? 酷暑過ぎて葉物野菜が収穫減で高値続きですが、お花も 暑い時期は花のサイズが小さくなったり、花弁が少なくなったり、花色が変わったりします。 人間と同じく植物だって、暑さはツラいんです。 お花のお仕事をしている人の中で、このことを理解していない方が意外と多いですね。 工業製品のように、いつでも同じ状態のものが手に入ると思い込んでいる… それが、お客様や同業他社のスタッフさん達とトラブルを起こす原因のひとつになっています。 認識不足?勉強が足り

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        • スキを集めた記事ベスト5
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        • お花を飾る技
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        • 背中を押して欲しい時
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        記事

          酷暑の、花のある暮らし

          毎日暑いですね。 暑いけど、お花は飾りたい… それには、お水をマメに替えるのが億劫にならないように 小ぶりの花器に、少なめのお水で飾りましょう。 お花の種類によって、茎が傷むスピードが異なります。 ガーベラやカラー等は、この暑さでは一日経たないうちに水に浸かった部分の茎が腐ります。 そういうお花と茎が腐りにくい花材を 同じ花瓶にたっぷりのお水に活けると丈夫な物まで傷みが早まるのです。 ガーベラやカラーも素敵なお花だから、暑くても飾りたいですよね。 茎が傷みやすいお花も毎日 

          酷暑の、花のある暮らし

          間が悪い…魔か? ちっちゃなことで…

          待ち合わせの時間に、必ず早めに到着するよう出発します。 ましてや仕事の約束なら30分くらい早く到着。 子供の頃から遅刻は厳禁。ほぼ、そんな真面目な人生です。 が、しかし、遅刻をしたことはあります。非常に悔しい記憶… しかも、大切な用事な時にやらかしています。だから忘れない、忘れられない。 何故でしょう? 気を付けて、長年心がけているのに、こんな時に限って…が起こるのです。 完璧など無いのだと思い知らされ…いや、一生に一度も遅刻したことがない人もいるかもしれないから あくま

          間が悪い…魔か? ちっちゃなことで…

          クリームチーズは、パンの耳の方に塗る

          サンドイッチを食べる時、耳の方に具がなくて寂しい気分になるのです。 だから、自分で作る時は 耳の部分だけを齧っても味がするように…クリームチーズやオーロラソースなどを耳側に多めに塗るのです。 そういうこと、しませんか? 真ん中は具がたっぷりだから、気にしなくても美味しいに決まってます! 端っこですよ、気を配りたいのは。 サンドイッチの作り方の話じゃなく、お花の話をしたいのですが、パンの話の方が通じやすいかと思いまして… 初めてアレンジメントを作る方でも、メインのお花や

          クリームチーズは、パンの耳の方に塗る

          花仕事の現場より

          この話の商品は、花嫁さんのブライダルブーケです。 説明する必要もないですが、人生の大きなイベントでの重要なお花。 Aさんと打合せで要望を詳しく伝え理解してもらえたと思い、挙式当日を楽しみに待つ新婦様… しかし、Aさんは受注伝票に簡単なメモと ボヤけたイメージ画像コピーを残すだけ。 次にBさんが、受注伝票コピーを下請け会社のCさんに渡す… Cさんは、Dさんへ伝票を渡し、注文の品を制作するのはDさん。 さて、当日 出来上がっている品物は、Eさんが新婦様の元へお届け。 新婦⇄A→

          花仕事の現場より

          トイレの花を作る時

          久しぶりのnoteです、母の日やブライダルのお花の仕事をお手伝い三昧でした。 花の仕事は、センスより体力です!かなりグッタリ… さてさて、ウチには猫が8匹もいるので、大きめサイズのアレンジメントはトイレに飾っています。 猫がイタズラして花や葉を抜いたり、食べたりしてしまうのを防ぐには置き場所を考えなければならず…人間のトイレが一番安全ということなのです。 トイレに飾るので、ちょっとした注意点があります。 アレンジメントの奥行きを狭めに制作します。 トイレですから狭い空間で

          トイレの花を作る時

          草取りしてて、宇宙の法則!?

          庭の草取りをしていると、草達の生き抜く戦略が見えてきます… 人間は、ここで咲いてほしいなぁと思う場所に園芸種の植物の種を蒔きますね。 草は、種を飛ばすとかアリさんに運ばせるとか…偶然という不確かな出来事に種の存続を委ねています。 それなのに狙ったかのような人間が抜きにくい場所、特に「大事にしている園芸種の花や木の足元」に出ているのです。 …まぁ、肥料のお陰で栄養のある場所だから 草も発芽率が高いんでしょうけど。 せっかちに手を動かすと、草を抜く時に大事にしている植物を一緒に

          草取りしてて、宇宙の法則!?

          これ、な〜んだ? 葉もカワイイんです。

          春のお花が咲いて咲いて、咲きまくってます! そんな中、今日はカーネーションの『葉』に注目してみましょう。 写真は、カーネーションの葉です。クルクルしていてカワイイでしょ? お花屋さんで販売されている切り花は、一般的に「丈の長さ」の長い方が等級が上と評価され 高値で取引きされます。 だから、生産者さん達は、できるだけ長くして出荷しているのです。 でも、今のお花屋さんの商品はコンパクトなデザインのものが多く、長い茎のほとんどがゴミです。 (この問題は30年?以上前から声をあげ

          これ、な〜んだ? 葉もカワイイんです。

          お出かけ前にnoteを開いてはいけない。

          何度も、同じ過ちを繰り返しています。 出かける前に ちょっとだけ…と開いてしまうと遅刻しそうになるのです。 昨夜も開いたのに、朝の家事が落ち着くと 皆さんの投稿が気になります。 きっと不気味がられている「スキ」の連打。 私は、好きな作家さんの著書を全て読みたい派です。 だから、素敵な記事を書く方の過去記事を遡り、連打。 更に「見逃し記事」を作りたくなくてパトロール。 スキマ時間にnoteを開いてしまうのです。 毎日、たくさんの方々のnote記事を拝読し…読みたい本が増え、

          お出かけ前にnoteを開いてはいけない。

          クリスマスローズの花…全部切ったんだよ!

          やっと、桜の満開情報が流れてきました。 今年は、冬の寒さが足りない?から 春の花たちがうまく咲けないとか。 切り花の生産者さんが、その花の本来の時期ではない時に咲かせる為に 球根など冷蔵して 仮の冬状態を作ってから植え付けすると教えてくれたことがあります。 植物は、外気温を感知できるから 適時に花を咲かせられるのですね…。 ウチの庭も、いつもの年なら順々に咲いているのに…一陣のムスカリ、クロッカス、ヒヤシンスに続き、スイセンや桃の花、チューリップやリナリア等、一気に咲いてい

          クリスマスローズの花…全部切ったんだよ!

          余白の話

          考えすぎな…話です、たぶん。 空間演出デザインへ進学し、毎週の課題提出に追われて職業訓練校そのものだった時代。 毎週毎週、図面とパース画を描いて…(紙に手描きの時代だから) たまの、デッサンの授業が楽しく感じるほどの辛い日々でした。 もう、パース画は嫌いになってしまいました。 教授から沢山のことを教わったはずですが、よく覚えているのは…2つ(だけ?) ・クライアントのニーズを満たすのが、デザインの仕事。(自分の作りたい物じゃダメ) ・パース画の『余白』は、汚れが一切ない美し

          大好きな花、スイセンが満開よ〜

          庭のスイセンが満開です。 好きな花を問われると「スイセンとスミレ」と、子供の頃から同じ答えです。 母が長女で私が初孫という巡り合わせもあり、幼い頃にまだ ひいひい爺ちゃんが生きていました。 「山のお爺ちゃん」と呼んで、母の実家の裏山へよく連れて行ってもらっていました。 裏山にたくさん咲いていたのが、スイセンとスミレだったから好きになったのです。 幼い頃は自分の身体が小さいから、ものすごい数のスイセン群生地と思っていました。 大人になると、そうでもなかったのだと感じること…あ

          大好きな花、スイセンが満開よ〜

          優しさは最強。教育者 淵澤能恵さんをご存知?

          お花が大好きです。 どの花も一期一会、本当に一生で一度の出逢い…気に入った品種でも 次に仕入れた時は同じ名前の『違う花』です。 出逢った時から 近いお別れが決まっています。 ずっときれいに咲いていて欲しい、少しでも長く一緒にいたい…そう思うのは自然なことですね。 同じ条件で手にしたお花なのに、挿し手によって花持ちが異なることがあるのは…『優しい』気持ちの差だと思っています。 普段はお花とご縁が少なくても 卒業や送別で花束をもらう方が多い季節。 今日は気温も高くなっています

          優しさは最強。教育者 淵澤能恵さんをご存知?