海藻録 四月二十日〜五月六日
22日(月)曇
複数名の体調不良者発生。
連日寒暖の差厳しく、心労も原因か。心配なり。
23日(火)曇
練習船「月山」乗船実習。
本実習では同船機関室(Engine Room)にて訓練を実施せり。
各種排水バルブ開閉手順および漏水防水作業を実施。補機たる発電機のみの始動及び停止を実施。
24日(水)曇/雨
来たる26日(金)の大掃除実施要領を確認。
吾輩の担当箇所は寮2階男子便所清掃とのこと。併せて寮自室の掃除及び点検箇所一覧を受理。ヒーターフィルター、屑入れ、ロッカー等の詳細なる確認事項あり。同居人と確認を行う。
・航海実技:S教官
航海図(Chart)の使用方法並びに三角定規の置き方等を学習。
吾人の不器用さが遺憾無く発揮せり。
・カッター(短艇)競技同好会に就いて
7月24日(日)、宮古市にてカッターレース大会開催。
これを目標に学内にて第17期による同好会(Circle)活動を開始。
同大会には20〜25団体が参加し、往復600mの順位を競う。東日本大震災復興のための意義深い行事でもあるとのこと。
肉体鍛錬も兼ねて奮闘したい。
なお、本サークルの学生代表に指名さるる。
25日(木)晴/曇
貸与型奨学金に関する説明を受ける。
奨学金は貸与なるも、支給額に比して返還金額がその1/3程度で、無利子とのこと。有益と判断。
26日から5月7日に至る大型連休に伴う休暇に向けて片付けを開始す。
課外後、宮古市職業案内所に出頭。残りの必要書類(居住証明)を提出す。
26日(金)快晴
帰省前寮室巡検後、解散。
宮古市発、東京行夜行バスなしのため、盛岡市発夜行バスへ乗車のため、盛岡駅に向かう。
市内の伯母、伯父挨拶は夏期休暇時に行うものとして、市内散策。
21時、盛岡市を離るる。
27日(土)晴
6時15分、東京銀座バスロータリー着。
早朝より営業中の銭湯にて旅路の汗を流す。
実家に帰宅。役所等出頭案件等を確認。
28日(日)快晴
【手続関係】
・前職の社会保険証の返却を忘失しており、全健保協会より督促案内の連絡あり。至急同協会宛に保険証を郵送す。
・令和6年度前期分授業料及び寄宿料振込(5月11日〆切)をWEBにて振替完了。しめて88,200円なり。
・前職退職金申請及び奨学金申請書類記入作業。役所より住民票及び収入証明書類発行要ありと認む。
29日(月)曇
午前:身辺整理。不用品等を売却す。
午後:親友と都内にて交遊、歓談す。良い気分転換となる。
30日(火)雨/晴
【手続関係】
・年金機構(十条)にて国民保険加入手続申請書類を提出す。
・北区役所にて、①住民票、②国民健康保険申請、③収入証明書のいずれの手続きを実施。国民健康保険証を即日発行さる。これにより在校中の傷病等への対応に就いて不安を払拭せり。安堵す。
5月1日(水)雨
実家最寄りの歯科にて口腔状態を検査。初めて赴く歯科医院にて若干不安なるも、経過確認とのことで、特段の異常なし。
歯科は苦手なるも、丁寧かつ十分なる説明にて大いに首肯せる。
これ名医なり。
2日(木)快晴
痔瘻術後確認のため、新宿にある医院にて受診。経過良好のため、通院の必要なし。大いに安堵せり。
世界堂にて海図保管用のポスターケース、紀伊國屋にて海技士過去問題集を購入。
3日(金)快晴
英国製単車にて近所を散策す。機関等問題なし。
4日(土)快晴
雇用保険に支障ない限りで、都内ホテルにて短時間労働す。
良い経験なり。
5日(日)快晴
予定していたアルバイトが先方都合でキャンセル。残念だが仕方なし。
少々早いが12日「母の日」のために、母親にカーネーションを贈る。あまり喜ばれず。残念。
唐突に過去の職場での不快なる記憶が脳裏に浮かぶ。何故か?不吉の予兆か。慎重かつ不動の精神を心かける。
6日(月)曇
強風。午前中は家事手伝いを行い、午後身支度を整え、宮古市行き夜行バスへ搭乗し東京を離るる。
読書ノート
『菜根譚』を取り寄せ、再度読む。