
梅しそ炭酸ジュースで今年の夏も乗り切らないとね。
子どもの頃、夏になると祖母が梅シロップでジュースを作ってくれた。みんな梅ジュースが大好きだった。当時は気のきいた保存容器なんかなかったから、茶色いカルピスの空き瓶に梅シロップを保存していたのを懐かしく思い出す。
十年位前、実家に帰った時に久しぶりに義姉が作った梅ジュースをご馳走になった。黒酢が少し入っていてスッキリしてものすごく美味しかった。それがきっかけで自分でも梅シロップを作ってみようと思うようになった。
最初の頃は発酵させてしまったりして、ひと瓶無駄にしてしまったこともあった。もう何年も作り続けているので、さすがに失敗することはなくなった。
私の梅シロップ作りは毎年5月下旬頃からスタートする。和歌山県産の梅から始まり、神奈川県産、群馬県産へと移動する。そして少しお休みしてから北上し、7月に入って青森県産の豊後梅を取り寄せる。(青森なのになぜ豊後 ? と思ったら、豊後梅の原産地は大分県なのだが、寒さに強い品種なので寒冷地でも多く栽培されているそう)
梅シロップ作りはそんなに手間はかからない。ただ梅の水分を抽出するのに2~3週間かかるので置き場所が問題となる。「材料の青梅と氷砂糖の仕入れ →シロップの抽出→保管(冷蔵庫)→出荷」を上手くやらないと置き場所がなくなってしまう。
この期間、我が家は小さな「梅シロップ工場」と化す。今年は12kgの梅を使った。いっそのこと「梅シロップのお店」でも始めちゃおうかなんて思う。
梅シロップが出来あがったら、友人と友人のお母さん、義妹、姪に毎年届けている。姪の息子(小学1年)は「くぬぎちゃんの梅ジュース飲んで疲れ取らないと、宿題頑張れない〜」なんて嬉しいことを言ってくれる。最初はほんのお裾分け程度だったのだけれど、結構好評で毎年作る量が増えている。

この梅シロップだが、炭酸で割って飲むのが最高に美味しい !
最近は紫蘇ジュースも同じ時期に作っていて、紫蘇ジュースを加えて飲むのが私はスキだ。なんともいえない綺麗な紫色が元気な気持ちにさせてくれる。
酷暑が続く日々、汗だくになって帰宅して梅シロップと紫蘇ジュースと氷と炭酸水を入れてカラカラ混ぜて、ゴクゴク飲む。
梅の酸味と氷砂糖の甘さと紫蘇の香り、そしてシュワシュワの炭酸の清涼感がたまらない !
くぅ~~っ、生きかえるー !!
梅しそ炭酸ジュースで今年の夏も乗り切らないとね。

浸透圧で梅から水分がでてくる
