No.281/五常の徳のサークルを回す
2024.10.07
こんにちは、くのてつです。
この数日、半沢直樹にどハマりして一気見をしてしまいました。
浪費時間か・・・と自責の念もありましたが、十分学びや気づきを得た時間にできたので、よしとしたいと思います。
シーズン2についても全体感は同じですので、興味があればこの2点を読んでいただけると幸いです。
自分の中で、このドラマのMVP級の働きをしているのは半沢直樹の妻、花(上戸彩さん)の存在ではないかと思います。
いつでも旦那である半沢直樹を勇気づけ、包み込み、パートナーとして支えています。
これぞ人間力溢れる素敵な人だと感じましたね。
ドラマの中とはいえ、この「人間力」が何においても土台にあるものだと再認識できました。
この人間力は「五常の徳」の実践により磨かれると理解しています。
「仁、義、礼、智、信」が五常の徳と呼ばれ、儒教の倫理に基づく基本的な徳目です。
特に人生のバイブルとも言える「論語」においては「仁」を最も大切な徳と捉えており、他の四つの徳を包括する中心的なものです。
自分のメンターはこのように教えてくれます。
信を真ん中に置き、左に仁、右に義、上に智、下に礼を置いたサークルを描きます。
仁は家族や親族に向ける徳、義は同僚や仲間、友人へ向けて、智は師、先輩や年配者の方へ向けて、礼は後輩者、部下の方に向けます。
この全方向に偏りなく徳を積む、つまり人間力を発揮することで、中心にある信=自分自身への徳が高まっていきます。
自分はこのサークルの考え方に非常に納得感があり、この視点を持つことで自分の立ち振る舞いが大きく変わったと感じます。
反応的であり抗戦的だったカウンターカルチャー気質の自分を変えてくれた教えです。
そういう意味では半沢直樹のスタイルである正しいことを貫くという点には共感できても、「やられたらやり返す、倍返し」には全くもって賛同できない訳です。
怒りからは何も生まないし、怒りから徳を積むことはできません。
自身の中で五常の徳を回し、この円を大きくしていくことこそ、より善い人間関係が生まれ、幸せな環境に近づいていくのだと思います。
綺麗事だと言われないよう、現行一致を体現すべく実践あるのみですね。
それにしても半沢花は素敵なお嫁さんだったなぁ。