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No.209/ゲーム三昧が悪い訳ではない

2024.07.27

こんにちは、くのてつです。

夏休みに入り、多くの子どもたちは日中の過ごし方が変わります。

自分は祖父母も一緒に暮らしていたので、学童の経験はなく家で過ごすタイプ。

朝ラジオ体操に行き、帰ってから宿題をして、10:30頃からウルトラマンシリーズの再放送を観る。

それがいつもの日々でした。

いとこが来たり、いとこの家に行ったり。

ちょっとした旅行があったり。

中学に入ってからは部活三昧だったのでその記憶しかありませんが(笑)

そんな夏休みの過ごし方も今の子たちはちょっと違うようです。

お付き合いのある保護者さんから相談があって、家から出ずに一日中ゲーム三昧だそうて…。

どうしたらいいですか?

うーん、僕も分かりません!と言いたいところですが、一緒に考えてみることにしました。

この時に大人の一方的な禁止、をごり押ししても効果はないでしょうね。

実際大人の皆さんも、親にあれダメこれダメ言われて従順に守っていた人は100%ではないですよね?

きっと大半の人が直接的、もしくは間接的に反発していたはずなんです。

つまり、禁止への反発は当たり前だということですね。

その観点から考えると、ご相談いただいた保護者さんも禁止の対策ではあまり良い方向には進まなさそうですよね。

一方で親の経験上、ゲーム三昧は良くない…という観点も無視はできません。

経験上、一般的に見てそう見えるというのは分からなくはありません。

現に子どもたちに任せきって放置していると、良くない方向へ転がっていく可能性は十分にあるでしょう。

さあここでどこまで歩み寄ることがお互いできるでしょう。

ゲームをやりたい子どもたち。

できればやらせたくない大人たち。

このまま意見をぶつけ合うと、ただの成否を決める二項対立で終わってしまいます。

大事なのは、それぞれ異なる意見であるならば、その両者が納得できる第三の答えを探りにいくことでしょう。

つまり、共通了解を導き出すことです。

例えば時間制限をするとします。

親は1時間なら可能といい、子は2時間はやりたいという。

その主張を戦わせても意味はないので、どこか落としどころを探る訳ですが、このプロセスが大事ですよね。

お互いが主体性をもち、当事者意識をもち、向き合い導き出した答えこそ、意味のあるものだと思います。

ゲームをしてもいい、ダメ、時間を決めてなら、といった点の話よりは、こういったプロセスを経て決めるアプローチがいいのではないでしょうか。

これ、あれと決めずもっと話し合ってみてもいいかもですね。

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