No.194/「バイブス」偏重はただの「根性論」に過ぎない
2024.07.12
こんにちは、くのてつです。
雨が降ったり止んだり、そんな1日でしたが1度も傘をささずに職場に行って帰宅しました。
ラッキー!
雨が降って気分が乗らない、なんて以前は思っていましたが、自然環境に腹を立てたところで仕方がないですからね。
何かその中で面白い物事を見つけることができるいいですね。
今日はとあるダンススクールさん話を聞かせてもらいながら、課題、問題点を探る仕事。
かっこよく言えばコンサルみたいなものでしょうか・・・いや、ただの相談ですね。
THE地元のダンススクールって感じで、地域に根付いているスクールさんですが、諸々話をしているとなんとなく傾向があることに気づきます。
・感覚重視の経営
・属人性の高いオペレーション
・保護者の民度が低い
地場の事業者にありがちな緩い感じが良く転がればいいのですが、大抵悪い方向に転がってるんですよね。
狭い範囲、自分のテリトリー内でやっているから・・・だと思いますが、きつい表現ですが、ビジネスセンスに欠けているといった感じです。
(※一応直接お伝えしている、ここに書く承諾も取っているで大丈夫です)
それぞれの課題になっていることはこんなところです。
感覚重視の経営
お客さんであるスクール会員が「何を求めているのか?」という視点がないことに課題があります。
考えてないという訳ではなく、運営する側が「こうだろう」と決め込んでいるため、全てプロダクトアウト的なアプローチになっています。
7つの習慣でいう「インサイドアウト」ができておらず「アウトサイドイン」になっている・・・つまり、他責思考に寄りがちということですね。
属人性の高いオペレーション
感覚重視ですから必然的にオペレーションも属人性が強くなります。
この人しかできない、が多すぎます。
もちろん特殊な業務においてはやむを得ませんが、特にスクール会員に向けたスクール運営についてはリスクが大き過ぎます。
この観点の欠落は、事業を伸ばすことには繋がりません。
幸いなことに地域に根付いている分、アッパーは決まっているのものの安定した低空飛行はできる訳です。
そこがまた、勘違いを生むんですよね。
保護者の民度が低い
これは失礼な表現ですが、誤解を恐れず使わせてもらいました。
なあなあで成立するスクールであるため、保護者に求めらることも大したことはありません。
「根拠、俺」で十分通用する大人の関係で成立するんですよね。
保護者の方を批判しているのではなく、人間力が問われることがない、そんな関わりしか作れていない、ということだと思います。
保護者を教育する、なんて烏滸がましいことは言えませんが、ルール、マナーを正しく考えるという当たり前の環境は必要ですね。
話の中で「バイブス」的な言葉が何度も出てきましたが、「バイブス」があればうまくいく、というのはただの「根性論」に過ぎません。
日本の古き悪き根性論では、子どもたちの可能性を拡げる環境、仕掛けは作れません。
まずはそんな基礎、土台の部分からやり直す泥臭ささが求められているのだと思います。