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No.324/大企業志向の若者からの・・・

2024.11.19

こんにちは、くのてつです。

少し前の情報にはなりますが博報堂の「若者調査」において「ベンチャー企業より大企業派が過半数に」というデータが発表されていました。

博報堂総合研究所 「若者調査」30年の変化結果発表 より

この2024年のデータ源泉は今の19〜22歳(未婚)です。

一方で1994年は団塊ジュニアと呼ばれる今回のデータ源泉となった若者の親御さん世代です。

実に面白いデータ、結果だな・・・と感じました。

簡単にいうならば「若い頃にベンチャー志向が強かった親御さんの子どもたちは大企業での安定志向が強い」ということになります。

親御さんを反面教師にして「安定志向」を選択するようになったのか。

親御さん自身が人生経験の中で「安定志向」の教育をしていったのか。

そんなことを考えてみるのも面白いなと思い、〇〇志向の精神性について考えてみます。

自分の場合は・・・?

自分はまさに親を反面教師として、今の自分の生きる道を選択したタイプです。

両親は完全なる「安定志向」で、いい企業に入って退職まで辞めない人生を良しとしていました。

ここでいう団塊ジュニアと団塊の世代の間にいた世代の人たちです。

時代背景からすると高度経済成長期にイケイケな時代に幼少期を過ごし、バブル経済の最中に社会人として若手時代を過ごしています。

おそらく働く中で古き良き終身雇用のによる会社の恩恵を受けて退職まで過ごせた世代なのはないか・・・と思います。

バブル崩壊の苦境をある程度の地位から見ていたでしょうから、ベンチャーなど不安定なものではなく、それなりの企業で安定が一番という志向はあったかも知れません。

団塊ジュニアの方々

今の団塊ジュニアの世代の方々はバブル崩壊のど真ん中で社会人になっていった人たちです。

大企業も潰れるという姿を若手時代に経験した人も多いのではないかと思います。

現に私の知るこの世代の方には「会社に頼って生きるなんて危ない、信じれるのは自分だけ」と独立、起業を選択された方々がいらっしゃいます。

確かに神話のようだった終身雇用、年功序列のシステムが崩れていく様を目の前にしていたでしょうから、そういう精神が生まれていてもおかしくありません。

団塊ジュニアのジュニアの方々

こうなると面白いのは今の若者ど真ん中世代。

自分の肌感覚ではベンチャー志向が強いのではないかと思っていました。

特にコロナ禍以降は、「個で勝負できる」環境が整いましたし、その状況を中高生と多感な時代に見てきた訳です。

憧れが強くてもおかしくないと思っていたのですが、逆でしたね。

団塊ジュニアの親御さんたちがベンチャー志向で、時代もそのように変わっていく最中で育っているので、これを反面教師に・・・とは考えにくいなと思います。

ただ、コロナ禍での苦境を知るだけに、大企業の強さを感じたこともあるような気がします。

副業も当たり前になり、大企業という軸で安定を保ち、合間の時間や副業で自分がやりたいことを実現する。

副業からの起業、のようにより安全な選択ができるようになっているのかも知れませんね。


と、語ってみたものの、何か相応のデータを見た訳でもリサーチした訳でもなく、ただの感覚的な話ですので何の信憑性もありません。

ただ、ここだけ見ても様々な可能性を推測することができるし、この想像したり仮説立てたりする中で着想を得ることもあります。

「なぜこの可能性に溢れた時代に大企業=安定なのか」

と考えてみたことで、この視点は自分自身の思考の偏りだよな・・・と気づけりしますし、何かをテーマに思考することは本当にも面白いことだと改めて感じた次第です。



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