田深商店街にニューオープン!「みろく茶房 」
田深商店街を歩くと見えてくる仲善の文字と氷の旗。
外からでも、おおらかで優しい印象を感じるのは店主の人柄が伝わってくるからでしょうか。
お店に入るといつもの関西弁で「久しぶりやな〜」の声。
関西出身の私はそれだけでホームに帰ってきた気分。国東に来る度に気が付くと足を運んでしまいます。
今回お話を伺ったのは、厳選された素材でつくるシフォンケーキとオリジナルコーヒーが魅力の369cafeのオーナーであり、新たにプレオープン中の「みろく茶房」を手がける、長谷川さんです。菓子担当店主の真優子さんと一緒にお店を営んでいます。
鶴川のチャレンジショップから田深に移転して間もない、みろく茶房について、その誕生秘話や今後の展望などを伺いました。
暑い日にぴったりな台湾風かき氷
まずは取材前にかき氷を🍧✨
取材に行ったのは30度を超える暑い日、こんな日にはつめたーいかき氷が沁み渡ります。まだメニューは模索中ですが、ラフに立ち寄ってもらえるお店になればと考えているそうです。
手作りで作り上げた内装
幼い頃から工作や手作りの物を作るのが好きだったそうで、元々呉服屋だった築約150年のこの建物を、ほとんど手仕事で改装したそうです。できるだけあるものを活用しようと、エアコンや照明は以前住んでいた淡路島から運んできました。
「昔からちょこちょこものを作るのが好きで、今回も色々と自分で作ってみました。」と笑顔で語る長谷川さん。そのクラフトスピリットは、みろく茶房の余白のある空間や遊び心にも表れています。
みろく茶房について、長谷川さんは今後の展望としてゲストハウスやシェアキッチン、シェアスペースなどを視野に入れているそうです。
「この場所がただのカフェではなく、いろいろな人々が集まる拠点になればと思っています。ゲストハウスやシェアスペース、シェア農園としての可能性も広がっていけば面白い。かっこいい公民館のような場所になればと思う」
実際、この物件と出会ったのは近くで喫茶を営む、「はな珈琲」さんとの繋がりがきっかけ。日々利用してくれたり、インスタグラムでメンションをつけて応援してくれる人たちの愛情が、この新しい空間を生み出す大きな原動力となったと語ります。
田深の魅力
「田深は良い意味で寂れた雰囲気があり、面白い人が多い場所です。古い建物の作りも良く、熱量がある人たちが集まっています。地元感が強いけれど、そこが魅力なんです。」
その土地に住み、活動している人々のエネルギーが、この場所を特別なものにしていると語る長谷川さん。みろく茶房が地元に根ざしながらも、訪れる人々にとって心地よい居場所となるような、そんな未来を描いています。
みろく茶房
〒873-0502 大分県国東市国東町田深570
現在プレオープン中のため不定休となっております。
営業日や営業時間はInstagramからご確認ください。
https://www.instagram.com/369cafe_komeko/
オシカツジン
国東ひとむすび Miku