無料やサービスを受け取る側の心構え。

蕎麦が大好きなので、結構新しい蕎麦屋に行ったりします。
ラーメン大好きだった時は冒険しなかったんだけど、なんでだろうな(笑)

ちょっと前に始めていく蕎麦屋さんに行ったら
職人のおっちゃんが厨房から出てきました。

このコロナ禍なのに
マスクもせずに、しかもなんか食いながら
「ほれ、これ食べて。美味しいから。」
と、変わり種の蕎麦を茶碗にちょっとくれたんですね。

ちなみに私の蕎麦の好みは田舎蕎麦みたいな色が黒いやつが好きで、
絶対に更科は選ばない。
好みで話すよ？更科はそうめんのようで蕎麦に感じないんです。

でも、そのおっちゃんがくれたのは更科蕎麦。
それが美味しかったんですよ！

「もし良かったら次来た時食べて！」

うん、食べる。

もうそんな感じです。

私もモノを販売している身なので
無料やサービスをお客様に提供したりするけど、
それを受けるお客様のパターンは3種類に分かれると思ってます。

❶え？無料なの？ラッキー！！ともらえるもんはもらっとこう精神の人。

❷何？タダで試させてくれるの？ありがとう。とその商品を吟味してくれる人。

❸タダ？怖いよねー。タダより高いものはねぇーってすごい警戒心を持って悲観的な人。

この❸がくせ者。
っていうか素直じゃないよね（汗）

でも❸の人、多分食べ物だったら食べる気がする(笑)
ある意味❶の人より欲深いかもな。

しかも損だと思うんですよ。
だって、新しいものがそこにあるのに拒否する。
これが人間の心理で、知らないものを嫌うってやつですね。

だからテイカーのように❶の傾向が強いってわけじゃないなら、
そこは新しいものを知れるチャンスなんだから
どんどんサービスを受けて試して…の方が
人生の選択の幅は広がるかなと思うんです。

だって、その蕎麦屋でいったら
あのおっちゃんが更科蕎麦をくれなかったら
私は一生、その「美味しい！」と感じた更科蕎麦を食べることなかったんですから。
それって損じゃん？
美味しいものを食べられるチャンスなのに、それを逃すのね。

しかも蕎麦屋は私がリピートするわけですから
結果的にお客さんつかんだことになるしね。
こういうのがすごくいいと思う。

だから受ける側の心構えとして
頭からいらない！と拒否するのではなく
自分から取りに行かなくても、苦労をしなくても
チャンスが転がってるといつでも思える人の方が
人生得するんだろうな。