2024年7月から休暇に至った経緯(不安な異動~1つ目のつまずき編)
6月から新たな職場へ
2006年4月に現職の鉄道会社に入社し、かれこれ18年が経過しました。
現在に至るまでの仕事内容とか諸々は追って記すとして、今回はこの7月から休むに至った経緯を書いていこうと思います。
うちの会社、定期異動の時期は6月となっておりまして。私も異動となったわけです。それまでは2020年6月からシステム関係の工事設計を行う職場におりまして、この4月に大きなシステム更新工事が終わったんですね。なので規模を縮小すべく、異動が結構多く発生しまして私もその対象になったわけです。
次の職場は電気工事全体を取りまとめる部署、工事課という職場です。
**実はうつ病になったのは今回が初めてというわけではなく、初めて診断を受けたのは2018年10月。埼玉にある信号機器メーカーに出向していた時でした。その時の状況、経緯はまた話します。
うつ病は完治したわけではなくて、通院、産業医面談との相談をしながら仕事をつづけていました。それでも仕事は大変だった…
持病を抱えながらの転勤は初めてということもあり、不安の中6月から工事課での仕事が始まりました。
1つ目のつまずき
来て早々にとある案件の仕事に着手をしました。その名も「統合労務・材料の見直し」。
請負会社へ工事を発注するときに基準価格といって、この金額以下で契約しようというものさしを作る作業、積算という仕事があります。この基準価格を積算ではじいて決めて、立案、決裁を経て業者と協議に入るわけです。
で、この積算業務の際に、例えば信号機の新設は「信号機本体の新設」「信号機柱の新設」「配線作業」「点検台の新設」という様々な要素、労務から成り立っているんですね(材料も同様。信号機本体、付属標識、点検台、配線に使うビニル線など)。
それらをいちいち積算システムに打ち込むのは面倒。しかも信号機の新設ってやることはほとんど同じ。だったら「信号機新設」という大きな一つのくくりの労務を作ってしまって積算業務を楽にしようとするもの。これが統合労務というやり方です(材料も同じ)。
んでんで、この統合労務の仕組み、始まってからあまり日が経ってなくて時々メンテナンスをする必要があると。
新たに統合労務を定めるべき工事はないか、とか。この統合労務は使いにくいから単価をいくらか足す必要がある、とか。
それを粛々と前任者まではやっていたわけですが、5月頃かな、職場の長、事務所長はこれに異議を唱えたわけです。「そんなのいちいちメンテナンスせんでいい。ある程度の工事内容を精査してこの仕組みを作ったわけだからな。何をいまさら」と。
でもうちら工事課、あと本社の意向としてはメンテナンスをつづけて工事設計者がより使いやすいものにしたいという思いがあるわけです。でも事務所長にお墨付きを得ないことにはこの仕事はできないのです。鉄道電気工事って、架線、変電所、信号、通信と多岐にわたるので各系統担当者で手分けしてやってもらわないといけないので。
5月に前任者が事務所長からのお墨付きを得るための方針MTでそう言われたようで、モヤモヤ状態のまま私に引き継がれたわけです。で私はまだ右も左もわからぬままに6月早々に再・方針MTに臨んだわけです。資料は工事課課長が作成、用意してくれましたが業務内容の説明は私。結果は惨敗。
つまりはこの仕事を何とか継続したい工事課課長と反対の事務所長に挟まれた形になったわけですね。
方針MTでけちょんけちょんに言われてしまいこの先どう進めればいいものか。先行きがただただ不安で考えもまとまらない状態で時間は進むわけです。