【 ネタバレ有 】ハリポタ舞台、お金と技術がハンパない
皆様、こんにちは!
最近舞台など観に行ったりしていますでしょうか?
kunikoは頻繁に行くことはないんですが、今回東京で開催していたハリポタの舞台に足を運んできました!もう、テレビの特集見てどうしても行きたすぎて…
いつ何時でも、ハリポタはテンション上がってしまうんですよね。DVDを買い揃え、単行本も買い揃え…毎年どっかのタイミングで全部見たくなる時があるので、その時は必ずぶっ通しで観たり。
やっぱり魔法とかファンタジーって楽しいし、ワクワクするんですよ。日常に潜むファンタジーというか、そういうの大好物なんです、ハイ。
今回の舞台内容は、映画では描かれていないハリーたちが大人になったお話。そんでもって、ハリー役トリプルキャストになっていて、藤原竜也・石丸幹二・向井理のトリプルキャスト。えーーーーーー、向井理…
そんなん、生でみたいに決まってるじゃない。
藤原竜也の回も見たいと思ったけど、本当に最初の数ヶ月しか担当されてなかったので、私が気づいた時には既に予約で埋まっていましたねぇ。恐るべし人気、藤原竜也。
ハリポタって自分の中で特別感の強い作品になるので、せっかくみるならなんとなくイベント的な日付にしたいなーと。なので、今年のクリスマス当日に予約を取りました。最高。
今回素人目にはなりますが、舞台を通して気づいたことや感じたことをレポして行きますね!
それではレッツゴー!
1.この劇場、感動の嵐
場所は、赤坂にある「 TBS赤坂ACTシアター 」。初めてこの土地に来たけど、こんなに立派な場所だったのかぁ。TBS、お金持ってるのね…
毎回、周辺情報などはあまり検索せずに向かうタイプなので、新鮮な気持ちでこの土地にも降り立ちました。ただ、海外から日本に来たことは特集で見ていたので、どんな場所で講演をしていたかはリサーチをしました。
6年前のイギリスから、アメリカ、オーストラリア、ドイツ、カナダ、そして日本。さまざまな国で人気を博していますね、さすが。そして日本にきてくれてありがとう…
結構海外の劇場って、外観デザインに造作を多用しており、お金かかってる感じだったので、ここの入り口は結構シンプルにしてるんだなぁと並んでいる時に感じていました。( とここまでの私は思っていました。 )
中に入ると、ハリーポッター仕様の内装デザインが広がっていました。え、すごすぎないですか…?お金どこからぁ…?なんでぇ…?
入場してからのわずかな時間や、休憩時間や鑑賞後などの隙間時間に色々回って見てきました。いやー、時間足りないなりに頑張ったと思う。
kunikoが気づいたり、感動したところを紹介しますね。
①天井には、満点の星空
上を見上げると、天井には満点の星空が。きっと今回の講演に合わせて特注のデザインなんだろなぁ。かなり複雑な形状の天井面ですが、綺麗にフィット。天の川が中央にあしらわれているのも、デザイン的に奥行きがあって素敵ですよね。星のマークも、ホグワーツの校章にあしらわれているものとリンクしています。
魔法ってなんとなく夜のイメージがあるから納得感もありましたが、他の空間を見ていると個々と連携させてたりするのかな?と思ったので、それも後々伝えて行きますね!
②4つの寮のフラッグ
ホグワーツ校の校章とともに、4つの寮のフラッグが掲げられています。当たり前の要素にはなるとは思いつつ…。今回のお話には、炎のゴブレットで開催された「 トライウィザード・トーナメント 」がキーとなっています。
なので、ものすごく意味深に捉えると、沸き立ってる会場の要素もここに掲げられているのかなと。もうこの説があってなくてもいい、私は深読み大好きマンだから…
③誰もが憧れる、パトローナス
階段で下がると、1階には守護霊たちがお出迎え。描かれている動物全て、物語の中に登場する徹底ぶり。特にこの不死鳥の守護霊がものすごくカッコよかった。
そして、今回このイラストにある仕掛けが。この不死鳥と、雄鹿、牝鹿のイラストを、インスタのフィルターを通して撮影すると…
で、出てきたぁ〜!!!
人通りが多いと、人の波に追いやられて雄鹿が画角の外に出ていってしまうので、人がいない時を狙って遊ぶのがいいかと!
天井を夜にしていたのも、守護霊たちが浮き上がって見えやすい環境が夜だから…?
いやー、こんなところにも仕掛けを施すのねぇ、一体全体どこの会社制作したんだ〜?ちょっとこれは楽しかった笑
③床のデザイン、意味は何だ…?
カーペットが今回のハリポタ仕様に。公式ホームページにも説明があり、ホグワーツの校章をあしらったって書いてあったけど、他にも色々描いてるじゃん、なんだよコレ…!
剣と羽、あとは雫と葉のモチーフ。認識としてグリフィンドールの剣とか、不死鳥の羽とかが自分の頭の中にヒットしてくるんだけど、あってるのだろうか。このデザイン読み解けた方いらっしゃる…?教えてくださる…?
④本棚、この仕掛けは粋だね
入場口入ったすぐ近くには本棚が。これは何だ。人だかりができていて、ある一つの方向からみんなめちゃくちゃ写真撮ってる。一体どんな仕掛けなんだい…!!
と、ぐるっと回ってみてみたら…
これは素敵なアイディアですね!日にちによって役者さんが入れ替わるので画期的。撮影したくなるデザインということと、ここを撮影しておけば配役を確認することができるという、一石二鳥感。
特にいいね!と思ったのが、名前の長さで本の高さが違うということ。このランダム感がいい味出してますよねぇ。
この名簿の他にも、こんなものも飾られていました。
今回登場したキャラクターの杖デザイン画。きちんとスケール合わせて描いてるのすごいっすよね。ハリー・ハーマイヨニー・ロンの杖は、若い時とは変わっているみたい。ちゃんとユニバで販売されている杖のデザイン確認してきました笑
ちなみに、販売されているスコーピウスの杖と、この原画で描かれているデザインは異なっているんですよね。なんでだろう。設定段階の資料だから、途中で変更されたりしたんでしょうか。
キャラクターの原画も飾られていました。みんな19年もたって大人になっているなぁ。撮り方下手くそになって、ハーマイヨニーの顔だけ反射してしまった泣
服装の感じ、キャラクター性出ているけど、ハーマイヨニーの紫カラーだったのはちょっと意外だったかなぁ。
死の秘宝ラストシーンの服装と被っているのかなぁと確認してみたけど、そこは関係なさそう。カラーテイストは引っ張ってきているのかなぁ?
ハーマイヨニーは花柄っぽいワンピースを着用していましたが、あまり紫っぽくはないなぁ。
アルバスとスコーピウスの原画も。同じ寮で同じ制服のはずなんだけど、着用スタイル違っていいね。スコーピウスは意外と線が細くてスキニー履いてるけど、アルバスはちょっとアレンジ加えてたりダボっと着崩している。面白いなぁ。キャラクターの性格を反映させるとこうなるんだな。
本棚が多角形の筒型になっていて、中央部分には照明が飾られています。え〜、素敵すぎるだろ〜。ちょっと覗くと作り手のこだわりみれる感じたまんない。
⑤気づいてラッキー、イートインスペース
ここは中々足を運んだ人いないんじゃないですか。本当に入ってびっくりでしたわ。ラッキーが重なってこの場所に辿り着いたんですよ、聞いてください。
喉がとっても乾いていたのでシアター到着と同時に、ドリンクを購入したんですよ。「劇場内は、蓋のついたドリンクの持ち込み可です」とアナウンスがあったので。で、普通にアイスティー頼んだんですけど、その容器が映画館とかで売ってる用な形で、一応蓋ついてたんです。
でも、解釈違ったらしくて、ペットボトルみたいにきっちり蓋の閉じれるものが対象で、開演2分前にそのドリンクをゲットしてしまったんですよ。
えーーーーー!飲めないんだが!!!とレジ前で困った反応をしたら、まさかの休憩時間まで預かれますとスタッフの方が気を回してくれまして…
1階で購入したドリンクを、入場口にて預かっていただいていました。そんなことあるのかよ、最高の対応ありがとうスタッフ様。
しかも、ちゃんと冷蔵保存してくれていたみたいで、氷もバッチリ残ったままのドリンクいただけました。ご迷惑おかけいましたが、大変助かりました…
( ちなみに、そんな対応してもらっていたのは私たちだけでした、本当にお騒がしました。 )
入場口で手に入れたので、その流れでイートインスペースに赴いた結果、このスペースの存在に気づけたという流れでした。中々ストーリー性あるでしょう?笑
壁面に設定資料もあったので、順番にお見せしますね!
a.ディメンターの設定資料
今回の演出の中で、結構な迫力をかましてくれたディメンター。あの演出知っていたら、1階の前の席か2階席取ったのにーという後悔さえ生まれるぐらい。素材感といい、浮遊感といい、映画の中から出てきましたよーって感じがとってもよかった。
しかも、登場人物を襲ったあと抱えて飛んでいくんですよね。すごぉ。
b.みんなも知っている、あのキャラクター
まさかのこのキャラクターが飾られていました、ナイスセンスですね笑
このキャラクターに関しては、舞台を見てからじゃないとピンときづらいかもしれません。ヒントをお伝えしておくと、9と3/4番線からホグワーツに向かう列車の中で、必ず出会うキャラクターです。まさかこんなキャラだとは思ってなかったです笑
ホグワーツ特急から抜け出そうとすると現れるそうな…抜け出そうとしたキャラクターたちを舞台の中で教えてくれていたのですが、フレッドとジョージしか思い出せない…というかあなたたちはそういうことするよねぇ…笑
c.ハーマイヨニーの机、素敵すぎんか
ハーマイヨニーのデスク資料も飾られていました。大人になったハーマイヨニーは、魔法省にお勤めなので、多分そのデスクなんじゃないかなと。羽根ペンやら杖やらも置いてありますが、なんと言っても今回のお話の目玉、「 タイムターナー 」が。日本語だと逆転時計っていうんですねぇ。
アズカバンの囚人の物語の中で、マクゴナガル先生から優秀な生徒だったハーマイヨニーへと渡った代物でもありますよね。制約としては、巻き戻しすぎてはいけないということと、人に見られてはいけないということ。
作中に出てきたタイムターナーは金色、今回出てきたのは銀色。色にも意味がある…細かいですよねぇ。
d.リアルな杖のデザイン
本棚に飾られていた杖デザインだったり、ユニバの杖見比べながらみてみたけど、これ合ってたら嬉しいな。さっきも書いたけど、スコーピウスの杖2つあることだったり、多分ハリーの杖も歴代3つぐらい合ったりとか。7は多分死の秘宝で簡易的に使ってた手な気がするんでよねぇ。3・7はもはや誰のかわからない…
ぜひわかった人教えてください。
e.手の込んだ舞台模型
これ、きちんと照明とかつけながら検証してるのすごいですよね。どれくらいのスケール感で作成したんだろう。
あとで劇場内で気づいたところもまとめますが、マジでこのアーチ形状の構造体がサイコーだったんですよね、無駄がなく、かつどんな姿にも変身する様が。
舞台袖の壁面デザインも、上へと伸びゆくように遠近法的何かを使っている印象でした。キャラクターとの大きさ感考えて高さ設定してそうだなーとか。シンプルなデザインかつ、洗練されっぷりから見て、ものすごく検証なられた空間なんだろうな。
⑥ホグワーツ校章のタペストリー
きちんと校章も掲げられていました。ホグワーツとみんな省略するので、あまり意識していなかったのですが、正式名称は「 ホグワーツ魔法魔術学校 」
きちんと下に英文で説明入っていて、あ、そっか!となりました笑
2.入って感激、ハリポタ仕様の劇場内
1階の後側の席から楽しんでいたんですけど、ちょっと待ってくれよ。
写真へのメモが終わらないんだけどどうしよう。
上の写真が、第一幕が始まる手前の舞台セッティング。色々この写真でわかりやすいところは書いてます。( アーチに関しては後ほど! )
この舞台セットで、いろんな場所を表現していくのですがこれまた色々技を感じました。
※写真の番号に沿って説明しますね!
①全体の壁面
レンガの壁面は、舞台上だけでなく客席まで巻き込んで装飾してありました。劇場内全体同じ空間に。この舞台のお金のかけ具合スッゴォとなりましたね。
のっぺりとした印象にしないようになのか、影ができるような凹凸のある壁面に。照明や音響の影響も鑑みているのかな…
②ドラゴンの照明
壁面だけではなく、照明に関しても客席まで同じもので統一。しかも、これ一つのデザインだけじゃなかったんですよ、驚き。撮影した写真見返して気づいたんですよね。まさかここのデザイン違うなんて思わないじゃないですか…マジでびっくりしました…
劇場内以外にも、カフェ部分などでも照明見かけました。そんでもってデザイン違うんですよ。3種類しか気づけませんでしたが、もしかしたらもう少しいたかもしれません。これ気づいた人いるんか…
③柱の照明
舞台袖の柱デザインですが、もちろんシーンによって際立って見えたり、見えなくなったり。アッパー照明が仕込まれていることで、強弱をはっきり感じれましたね。照明って偉大だなぁ。
④トランクの七変化!
舞台の上に複数のトランクケースが。これがまたいい仕事するんですよね。限られた道具でシーンを表現する中で、このトランクケース、本当にいろんなものに化けていたのですよ。列車や、お墓や、椅子などなど…。
別作品になりますが、ジャンプで連載されていたアクタージュの「 銀河鉄道の夜 」の舞台をふと思い出しました。場面転換のない舞台にはなりますが、椅子だけ置いてあるものの、演出が加わり電車の中だと錯覚させる感じ。
今回も、トランクが積み上がってるだけなのに、人が座っているとなんとなく列車の中に見えるシーンがありまして。一粒で二度美味しいみたいな仕掛け大好きなので、グッときました。
⑤舞台後ろのアッパー照明
舞台の後ろの壁面にも、アッパー照明が組み込まれていました。この照明の角度が絶妙でしたね。基本的に、アッパー照明って壁に光を当てて空間を演出するために仕込むのですが、これはその技法と真反対のことをしていました。
アッパー照明が組み込まれているのを思い出した時、普通のアッパー照明として入っていたらレンガの壁が目立つはずなんですけど、全然目立っていなかったことにきづきました。
あえて壁に当てずに、スモーク焚いてある状態だったら、下の木壁面だけ目立たせるための演出照明として利用することが可能になるんかな?予想だけど。そうだったらすげぇな、そうじゃなかったとしてもどうやったかまた知りたいなぁ。
⑥今作の鍵、時計
この時計、めっちゃ大事です。物語が始まるワクワク感の演出と、時間というキーポイントを同時に伝えてくれる重要な部分。めっちゃ際立って見えてくる部分にもなるので、このど真ん中に描かれているのも納得。
⑦素材の切り替え
⑤の部分でも触れていますが、上と下で素材が切り替わっています。この表現のおかげでさまざまなシーンへの切り替えに成功していますよねぇ。
⑧舞台袖の柱
木壁面と同じ高さで描かれている、舞台袖の柱。上部と下部で、装飾の大きさを変えているため、上へと伸びているように見えるデザインになっていました。レンガ部分やアーチ形状の兼ね合いで、多分高さがそこまで作れなかったこともあるのか。なんかしらの理由があってこういうあしらいになっている気がしました。作り手の工夫した部分なんじゃないかなぁ。
単純に、強弱つけた方がデザインが良かっただけかもしれないけど笑
第一幕終了後、こんな感じで舞台が放置されてました。
やっぱ柱の下にあるアッパー照明いい味出してるよね!調色もできるの素敵!
ネタバレタペストリーもありますが、このまま続行してテンション上がったもの書いていきますね笑
⑨アーチデザイン−1
アーチの両サイドに時計のモチーフが。タイムターナー使う時ぐるぐるして細かいなぁと思っていました。
①⓪アーチデザイン−2
時計の間には、月の満ち欠けデザイン。時間が遡る月日を満ち欠けで表現しているのかなぁと。シアターの天井面も夜を意識していたので、そこから連想したのかな。
①①アーチデザインー3
個人的にこのアーチを最大限に活用したアイディアだとテンション上がったのが、アーチ形状の後ろに隠れていた同形状のY字構造壁。同形状なんだけど、舞台上にこの構造壁が現れたときは、構造物ではなく木として登場。すごすぎるだろー!!(絵で伝わってほしい
シンプルかつ効果的なデザインでした、本当に感動した。
①②隠されたメッセージ
2階席に来なければ気付き用のない仕掛けが床面に施されていました。なんと英文字のメッセージが。写真の明るさマックスにして確認しました。
画質粗々ですが、ちゃんと解読できました!!
「 INLUSTRET LUMINE 」
光を内に入れよ というメッセージ。
演出に携わった人がいうなら、間違いないでしょう。←
①③劇場内に隠された仕掛け
金があるからやっただけだろ。最初私もそう思っていましたがこの壁面たち、演出の視点から見てもめちゃくちゃ意味ありました。着眼点冴えてた私って天才〜〜〜〜!ってテンション上がった項目にもなります。
物語の中で、とあるキャラクターの部屋に訪れたハリーたちが、壁に隠されたメッセージを見つけるんですよ。見つけた瞬間、劇場全体にそのメッセージが広がるんです!部屋の仕掛けを解き明かさないと見つけることができないメッセージ…カッケェ…
これに関してはぜひ劇場で見てほしい。これだけのために行ってもいいぐらい、個人的に沸き立った演出でしたね。
3.キャラについて、語らせて
ちなみにここまでで7000字超えてるよ。どうすんの。
とりあえず、物語の詳細語るというよりかは、キャラクターに対しての想いとか吐き出せたらなぁと。
①基本的にスコーピウスかわいい
ドラコの息子、スコーピウス。もっと嫌なやつかと思ってたけど、めっちゃくちゃ味のある良いキャラクターでした。
オタクでコミュ障な感じはあるけれど、興味のある分野に関しての知識がものすごく深い。考えたり考察したりすることが得意っぽそうなところがある。
お父さんが悪役側だったり、出生が曖昧だと噂が流れてしまったため、いじめの標的にされていたけど、出生に関しての気持ちの折り合いの付け方が、アルバスよりも1段階大人な気がしました。アルバスがどれだけ恵まれた存在かを理解した上で、一番大事な親友としてそばにいるし、アルバスがちょっと嫌な言い方してる時も友人として言葉をかける。なんて良いやつなんだ。
アルバスが消えてしまった未来で、リーダーシップが全然ないのに自分で考えて行動して、未来を元通りにもした。本当に、なんて良いやつなんだ泣
もちろん、スコーピウスも色々と苦悩した日々があったとも思いますが、俯瞰してみるとアルバスの方が人間臭く描かれていますね。アルバスに関しては斜に構えてる感じがすごいかな。伝説のヒーローがお父さんだと、そりゃ荒れ狂う気持ちもわかるけど。
スコーピウスの方がちょっとお茶目なムードメーカーとして描かれていましたね。誰もが好きになるような性格。でも、スコーピウスがすっごい辛い時にそばにいたのって、アルバスなんだよなぁ。アルバスがいたからこそホグワーツでいい性格のまま育ったんだろうよ。そしてもちろん、お母さんからも、そしてドラコからも隠れた愛情をもらっていたんだよなぁ。
ドラコも、今作すっごい嫌なやつというよりかは、ハリーよりも大人な親として描かれていてサイコーだった。あんなん好きになるって。
②ハリーとアルバスの関係ェ
いや〜〜〜〜〜〜〜〜、この親子、めっちゃ人間味ありましたわ!子供を持つ親が見たら本当に共感するところもあるんじゃないかな。私はどちらかというとアルバス視点でハリーを見ていましたが、このパパめっちゃ嫌だわってなりました笑
ただ、極限状態な人間誰しも、子供に嫌な態度とっちゃったり、自分の行動を正当化するために当たってしまったり、世間的にもあるあるな話を壮大に伝えていた印象。
ハリーって、物心ついた時になんでも制限をかけてくるおじさんの家で育ってたじゃないですか。なので、あんなに気持ちを汲んでやったのに!いうこと聞かないなんて!っていう思想に繋がっちゃうのも頷けるんですよね。
ただ、ハリーって周りの仲間や大人たちに恵まれていたからこそ、多くの人から助言やメッセージを受け取ることができた人物でもあるんですよ。意見を汲み取り、ものすごく悩んで答えを導いてきたと思うんですね。自分1人で決断することよりも、人からの意見を咀嚼して決断するのって、結構大変ですし。
そんでもってそんなハリーに似た感じで生まれてきているアルバスも、ものすごく大変だよなぁと思ったり。スコーピウスとはまた違う重圧に押しつぶされたり、ハリーからの愛情を汲み取れなかったりとか。
この2人の関係性は舞台を通してハラハラしながら楽しめます。
③セドリック不運すぎ
ハリーポッターの中で一番見ていた作品って、炎のゴブレットなんですよね。なので、トライウィザード・トーナメントの話が関係してるのめちゃくちゃ嬉しかったぁ…
あの話って、セドリックめちゃくちゃ不運でしたよね。セドリック=スペアと言われたりとか。いやー、マジでひどい。
ハリー達も視聴者も、映画の流れに置いてかれたワンシーンでもあります。そして、今回セドリックめちゃくちゃ重要なんですけど、なんかずっとかわいそうなんですよね…
アルバス達は、最初セドリックを助けるためにタイムターナーを使って過去に帰ります。アルバス的に、スペアと言われたセドリックと自分を重ねたということと、尊敬できない父のやらかしを1つでもなくしたいという思いで実行に移します。
アルバス達は、第一の試練でセドリックの杖を奪い、未来を変える。
↓
その結果、ロンとハーマイヨニーが結婚しなかったので、ローズがいなくなる。
↓
ローズを復活させるために、第二の試練でセドリックに膨らませる呪文をかけ、羞恥心を感じさせる。
↓
その結果、セドリックは闇落ちしてデスイーターになり、ネビルを殺す。
そのせいで、ハリーが死ぬ未来へと繋がる。
色々過去を変えてしまった結果、悪い方向へと未来が変わっていくわけですが、とにかくセドリックかわいそうすぎん…?
試練邪魔されるわ、辱めを受けて闇落ちするわ。めちゃくちゃハリー一家に振り回されているような描写に…
最終的には元の未来に戻りますが、安らかに眠っていただきたい…
④ロンとハーマイヨニーはくっつくべき
過去が変わったことにより、この2人が結婚しない未来になってしまうんですよ、悲しいことに。
なんですけど、この方々。くっついてないとお互い恋焦がれる感情収まってないんですわ。可愛すぎるだろぉ。
2人とも正直になれなかったホグワーツ時代があったからこそ、最終的にくっつけたみたいです。多くは語りませんが、舞踏会で一緒に踊らなかったことが重要だったみたいですよ。それもまた可愛いね…
⑤純粋な悪、デルフィー
あの子、めちゃくちゃ純粋ですやん。そして狡猾ですやん。純粋悪であるヴォルデモートと、ベラトリックス・レストレンジの間に生まれた女の子。
デルフィーはヴォルデモートを助けるために、タイムターナーを使ってハリーの両親が亡くなるハロウィーンの日へと戻り、ヴォルデモートを止めに向かいます。最終的にはハリー達に捕まってしまうのですが。
お父さんに会わせて、会えないなら殺せ。
的なこと言うんですよ、なんて純粋で可愛らしい生粋の悪役なの…
好き嫌いもしかしたら別れるキャラクターでもあるのかもしれませんが、私はめっちゃ好きでした。
あと、ヴォルデモートとベラトリックス、いつそんな関係だったの私めちゃくちゃ驚いちゃったわ…
⑥ス、スネイプ先生報われねぇ〜〜〜〜〜!!!!
推し、一時的に復活。
えーーーーーーーーー、びっくりしたぁあああああああああ
まさか、推しが出てくる話だとは微塵も思っていなかったので、マジでびっくりした。生きてるやん〜〜〜〜〜〜〜、しかも闘志忘れていないやん〜〜〜〜〜〜〜〜
後悔しないために、リリーが大切にしていたもの、取り巻いていたものを守るために動いているとか言ってたけど…愛しすぎるし、突然素直になりすぎだろ〜〜〜〜〜〜〜!
ハリーがいない世界でスネイプ先生は生きていたんですけど、映画よりもなんだか素直な性格だったり覇気がありすぎる演技をされていて、もっと踏み入れ難いスネイプ先生を期待してしまった私がいましたが…
愛しい人が2回も目の前で亡くなってしまったからこそ、少し性格に覇気が出て、絶体に一泡吹かせてやるみたいな決断をする感じになったのかなぁ。
スコーピウスから聞いたアルバスの話を聞いて、自分の名前がついていることにめちゃくちゃ嬉しくなって、心の中でガッツポーズとかもしちゃいそうなぐらい元気だったもんなぁ。
スコーピウスとスネイプ先生が別れる瞬間があるんですけど、
我が名をつけてくれたこと、誇りに思うぞと伝えてくれ
みたいなことスコーピウスにいうんですよ。でも、私の覚えている限り、そのセリフを、ハリーにもアルバスにも伝えていないんですよ。
む、報われねぇ〜〜〜〜〜〜、いつの時代でも報われてないよスネイプ先生〜〜〜〜〜
なんか、どうしてもそういうキャラクターなのかなと感じざるおえない出来事でしたね。代わりに私が一生推しますね。
⑦ダンブルドアの、深いお言葉
私は、愛すると いつも失敗してしまう
ダンブルドアの肖像画が、ハリーに対して伝えたセリフです。
一応ファンタビの映画も見ているんですけど、このセリフを聞くとファンタビ世界線も、ハリポタ世界線でも、う、うわぁああああとなるんですよね…
グリンデルバルドも、ハリーのことも、もちろん兄弟のことも。ダンブルドア、愛してたんだなぁ…
ダンブルドアの判断が鈍る時は、毎回愛情が自分の中で芽生えた時って、めちゃくちゃ悲しくないですか。人って誰しも愛したいし愛されたいのに、その局面に立たされてしまった時に、毎回失敗をしていると感じてしまっていること。
きっとダンブルドアが強すぎたり、偉すぎたりするのもあると思うんですけど。強大な力を持っている人物だからこそ、群れすぎてはいけないというか。そういう判断になってしまうのかなぁ。悲しい。
ダンブルドアも偉大な魔法使いだけれども、1人の人間なんだよなぁと思わされたセリフでした。
4.会場の外も、ハリポタ世界
シアターに向かう階段は、ハリポタ仕様に装飾されていました。階段中央にはタイムターナーのフォトスポットが。
裏にはメッセージが書かれており、
IT'S TIME TO BELIEVE IN MAGIC.
魔法を信じるときがきた。 と記されています。
いつ何時でも信じてるもんね〜〜〜〜
周りの壁面には肖像画や動く階段、メインキャラクター達が飼っていたペットの影が。よくよく見ると、ピクシーやドビーなどもいました。
あと、今回の舞台に会わせてハリーポッターカフェもOPENしていました。気づいた時にはすでに予約で埋まっていましたねー、恐るべし人気。普通のコンセプトカフェよりもお金増し増しだったので、マジで行きたかったですね…
しかも、入り口部分だけでなくて建物の外も気合の入った装飾。お金も技術もマジですごい。
個人的にすご!と思ったのがこちら。
ダンブルドアの手紙が、建物の入り口付近にヘドウィグと一緒に掲げられていました。
For in dreams , we enter a world that is entirely our own.
ダンブルドア「夢の中だけは、完全に自分だけの世界じゃ」
アズカバンの囚人の中で、ダンブルドアがいったセリフでした〜〜〜
なしてこの名言だ。でもありがとう、ダンブルドア。私は自分の夢の中だけでも魔法を信じるぞ…
5.おわりに
かけたぞ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
書きたいこと全部書いたらとんでもないことになったし、書き上げるのにマジでめちゃくちゃ時間かかった。
色々気づいたこととか記しておくと、自分の糧になる感じがするのでこのやり方続行してるけど、やり遂げてる自分もすごいと思う。すごいぞ。
それと、本当に楽しく素敵な舞台だった。ぜひ円盤化お願いします。
舞台を自分で見に行くことってなかったので、これから何か気になる舞台があったら絶対に行こうと思ったよ。来年も何か一つ絶対に行こう。
それではノシ