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書いてはいけない  



 私が言うのも何ですが、日航機墜落事故墜落の事を、坂本九さんが乗っていたというぐらいしか知らない方は、絶対にこの著書を読んだほうが良いです。

 これは、映画の話でしょうか?
ミッションインポッシブルと007がとてもスリリングで好きなのですが中身が同じです。ご遺族の方にとっては、とても不謹慎な表現となり申し訳ありません。

 末期がんステージ4の森永卓郎さんが、命懸けで書き上げた、日本の3つのタブー。
・ジャニーズ問題
・財務省
・日航機墜落事故
 以前より、これら3つの事を口にしようとした人は、業界から消されてきたそうです。ジャニーズの件は、昨年明るみになりましたね。

 私はこの3つの中で、1番地味で興味がないと思っていたのが日航機墜落事故についてでした。冒頭にも書いたように、坂本九さんが搭乗していたぐらいしか出てこないです(本当にご遺族の方には失礼な事を言っています。重ね重ね申し訳ありません)。絞り出しても、確か川上さんという女の子が、木にぶら下がって助かっていたかな?が精一杯です。

 ところがどうして、1番衝撃的であり、胸を打たれる内容でした。トム・クルーズ、ダニエル・グレイグが駆け回っているように、ドキドキハラハラが、著書の最期を迎えるまで、ノンストップで続きました。もしこれが事実なら・・。

 自衛隊機が123便をミサイルで誤射。墜落するまでを、自衛隊機2機が並走。横田基地に着陸していれば・・。アメリカ軍が救助にあたっていれば・・。それらを日本政府が拒否。隠蔽。特殊部隊が火炎放射器で現場を焼き払い、証拠隠滅。
 これらの事が目撃情報や現場の状況などから見て、事実の可能性が十分にあるなんて考えられるだろうか。
 
 恥ずかしながら、この30年以上前の出来事が、つい最近、裁判で争われていた事すら知りませんでした。ご遺族らによる、ボイスレコーダー(音声記録装置)とフライトレコーダー(飛行記録装置)の開示を求めた裁判です。今年に入って最高裁判所で棄却されています。
 パイロットが、墜落するまでの間、何を言っていたのか?123便は墜落するまで、どういうルートを辿ったのか?当然知るべき事だと思うのだが、開示しなくてもいいってどうゆうことなのだろうか?こうゆう時に見る為の記録だと思うが、なんの為の記録なのだろうか?ますます怪しく思ってしまいます。
 これ以上書くと楽しみがなくなるのでここまでにしておきます。

 私は、九死に一生を得た経験は人生で、2度ほどありますが、命懸けで何かを成し遂げた事は恐らくありません。
 この著書を読んで、命をかけるとは、どうゆうことか考えてみましたが、ただ自分を酷使する事じゃなく、人や周りから命を削られるような大きな批判や攻撃を受ける可能性がある中でもやり遂げていく事なのかなと感じました。
 間違いなく、森永さんが命懸けで書いた著書です。是非一読をお願いします。

 ここまで目を通して頂き、有難うございました。
 人にも物にも良き出会いを。
 

 


 


 

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