バラの流通から世界を多次元的に見る。(その4)
ロシアがEUからの経済制裁にもそれほど困っていないという状況。
かつてとは何が異なるのか・・・
アゼルバイジャンだけでない。
コーカサス地方では、例えば、カザフスタンも首都アスタナを中心に”第二のドバイ化”を目指している。
確かに、アゼルバイジャンやカザフスタンに海はない。
でも、一大消費地であるロシアを念頭に、航空物流を想定して”ハブ構想”がどんどん進んでいる次第。
EUとロシアのトラブルをこれ幸いと、世界ではしたたかな動きがどんどん起きている。
そう、世界では多次元的な動きが起きているわけである。
例として出したバラの話も、ヨーロッパとロシアだけを見ていたら実態は見えてこない。
でも、南米・アフリカ・ヨーロッパ・ロシアと4次元?的にビジネス構造を見ると初めて構図が見えてくる。
日本にとってもっと分かりやすい例が、米中経済戦争である。
米中対立の結果、台湾勢を中心に企業はせっせとベトナムシフトを進めている。そんなベトナムは笑いが止まらない。
したたかなベトナムは、そのうち理由を付けてコストを上げる方向で動くのだろう。
経済を二国間関係を報じるのはもう古い。常に多次元的な視点が必要。そうなると、自由に動けるフリーランス系のビジネスパーソンの商機は広がってくる。
米中戦争とベトナムならまだしも、バラの世界ですら、そんなことが起きてるのである。
身近なものと捉えて頂き、今後の活動の参考にしてもらえると嬉しいです。
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