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カーコラム「FF車の走りの概念を覆す驚異の走り。ターマックの神 ”ジャン・ラニョッティ”」
まさに" 走りの職人" にして " ターマックの神 "である。
ジャン・ラニョッティ、1945年8月29日にフランス東南部のカルパントラス・ダン・ル・ヴォクリューズ生れ。
1967年にルノー8ゴルディーニでラリーデビューを果たし、1979年にはGr.2のルノー5ALPINE でツール・ド・コルス制してWRC初優勝を飾る。
その後、伝説のGr.Bマシン・ルノー5TURBOを駆り1981年のモンテカルロ、翌1982年のツール・ド・コルス、1984年のツール・ド・コルスにおいてそれぞれ総合優勝を果たす。
1985年にはエボリューションモデルであるMAXI 5TURBOでツール・ド・コルスを制し見事2連覇の偉業を成し遂げる。
90年代、ルノーのGr.AマシンやF2 Kit Carの開発を手掛け、FFのCLIO 16Sや、CLIO WILLIAMS、CLIO MAXI Kit Carを駆り、フランス国内選手権やWRCに参戦、持ち前のアグレッシブな走りでライバルの4WDと互角の勝負を演じた。
正確無比なステアリングワークと、左足ブレーキを使わない王道のペダルワーク(ヒール&トーではなく、ほとんどトー・トー、目にも止まらぬ電光石火のクラッチワーク)はスポーツドライビングのお手本とも言えるもの。
その凄まじいまでの突っ込みから生れる異次元のドリフト走行は、FF車の概念を180度覆す驚異の走り。まさに韋駄天、鬼神の走りそのものである。
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