ショートエッセー 「傭兵の流儀」
漢(おとこ)の世界、プロ(職人)の世界にはそれぞれの流儀がある。
優しさと非情とは表裏一体。死は苦痛からの開放であると同時に魂の肉体からの開放である。それ福音であり慈愛である。
「重傷を負って動けない者に出会ったら、傭兵として最後の贈り物を与えてやらなくてはならない。捕えられてゆっくりと殺されるよりも、すっぱり死んでいく方が本人もうれしいのだ。それが傭兵のルールであり、彼らはみな過去にそれを経験しているのだ。」
フレデリック・フォーサース著「戦争の犬たち」より。
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