エッセー「日本のルアーフィッシング草創期 1970年代 前編」
1960年代後半から一般に普及し始めたルアーフィッシングは、戦後第2次ベビーブーマーである昭和30年代前半生まれの子供達が小学生高学年から中学生となった1970年代初頭、ついに本格的なブレイクポイントを迎えた。
1米ドルは360円の固定相場の時代。 東京オリンピック、大阪万国博覧会とビッグイベントを立て続けに成功させて高度経済の大波に乗る日本では、国民生活にゆとりが生まれ急速に欧米志向が高まっていた。
そんな中、ルアーフィッシングは舶来の「カッコイイ釣り」として釣り