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One-man Gourmet

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食の伝道師 " 鳴海邦彦が自らの鼻と舌、そして脚で見つけた隠れた名店を食べ歩く。
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2020年12月の記事一覧

ワンマングルメNo.76「懐かしき屋台の味 飯田橋 新小川町 中華そば "マルナカ"のチャーシュー麺」

 大手出版取次の東販、凸版印刷本社を擁する出版の町 飯田橋。その中でも目白通りから一本入った新小川町は、版元、編プロ、印刷所、製本所がひしめくコアゾーンとも言えるエリアである。そんな出版文化を支える新小川町に、昔懐かしい屋台の味を彷彿とさせる一杯を提供してくれる老舗 がある。” 中華そば マルナカ " である。  店内は厨房を囲むL型のカンターのみ。カウンターの隅に陣取りチャーシュー麺(税込750円)の大盛(100円増し)を注文。マルナカは昔から着丼が早い。注文からわずか5

ワンマングルメNo.75「飯田橋・新小川町 " いちげベーカリー "の惣菜パンを食わずして惣菜パンを語るなかれ!」

 飯田橋の北、書籍取次の東販にほど近い新宿区新小川町(おがわまち)にある「いちげベーカリー」。  女性や子供が喜びそうなメルヘンチックでモダンな店構えだが、実は今年で創業40年の老舗である。  厳選した小麦粉とこだわりの水を使い、熟練した職人の手により丁寧に焼きあげられたそのパンの味は絶品!食パンはもちろん、惣菜パンに使われるロールパンも自家製である。  まずはサンドイッチを食していただきたい。特にお薦めなのが「たまごサンド」。  コンビニのサンドイッチで麻痺していた

ワンマングルメ番外編「日本ミシュランタイヤが " ミシュランガイド東京2021"全セレクションを発表」

 日本ミシュランタイヤ株式会社は、厳選した飲食店・レストラン、宿泊施設を紹介する 『ミシュランガイド東京2021』 を12月10日(木)に発売する。それに先駆けて12月7日、東京の全セレクションを発表した。  東京を対象としたミシュランガイドは、今年で14年目を迎える。総掲載施設は480軒、飲食店・レストランは446軒、宿泊施設34軒。今回は新たな三つ星が2軒誕生し、三つ星は12軒となった。そのうち3軒は2008年版以来、14年間連続三つ星での掲載である。新規掲載店は飲食店