マガジンのカバー画像

My Favorite Music

162
70年代・80年代のリズム&ブルースとディスコ&ソウルミュージックをメインに、悪食音楽ファンの鳴海邦彦がノンジャンルで選んだ懐かしのヒットナンバー集。
運営しているクリエイター

2024年3月の記事一覧

再生

My Favorite Music 「Madonna " Die Another Day "」

2003年の11月、公開前の「ダイ・アナザー・デイ」の超スペシャルプレミアム試写会が新宿ヒルトンホテルの大宴会場「菊の間」をぶち抜いて開催された。その席に招かれた。 駐日英国大使や某元F1ドライバーの鈴木亜久利氏、それに旧華族や財閥系旧家の方々が列席するこのイベントは、前段はフレンチ(もちろんフルコース、ワインはジュブレ・シャンベルタン 1976年ヴィンテージ)での会食、その後会場に用意された特設スクリーンで試写会というセレブでおハイソな趣向だった。 当然の如くタキシード着用であることが言うまでもない。 これまでの短い人生の中で、あの時ほどリッチな映画鑑賞は経験した事はない。と、いうか今後も無いだろう。

再生

My Favorite Music 「原田真二 " タイム・トラベル(Time Travel) "」

すべてが眩く輝いていたゴールデンエラ、1980年代。 来るべき80年年代への期待と不安が交錯する1978年、後にネオクラシカと呼ばれる名曲が誕生した。 原田真二の’Time Travel ’である。 彼こそ現代のアマデウスである。

再生

My Favorite Music 「Goblin " Suspiria(Main Theme) "」

" 決っして、一人では見ないで下さい " のキャッチフレーズで日本でも大ヒットとなったダリオ・アルジェント監督作品 "サスペリア "。 1977年の公開当時、初日に渋谷東宝で観た。 当時は画期的だったサーカム・サウンド・システム(音響立体移動装置)とイタリアのプログレロックバンド" ゴブリン " のテーマ曲が異様にマッチしてめちゃくちゃクールな作品だった。 ストーリー自体は、宗教感と文化が異なる日本人にはち~とも怖くはないが、劇場内を音がグルングルン回るスーパーウーハーを中核としたマルチスピーカー方式" サーカム・サウンド " の効果もあり、突発的な脅かしシーンでは椅子から垂直に何回も飛びあがった。 ブルーと赤のコントラストを強めにフィルム処理されていることもあり、特殊音響と相まって西洋版 ' お化け屋敷 ' の趣が強い。イタリアンホラーの鬼才 ダリオ・アルジェントの真骨頂とも言える作品である。

再生

My Favorite Music「安部恭弘 " We Got It ! "」

1980年代、YOKOHAMAタイヤのCM、特にASPECのCMは日本のCM史上に残る傑作ぞろいである。 エモーショナルな映像に気鋭のミュージシャン達が奏でる珠玉のBGM。 軽薄短小な現代では、二度と作り得ぬマスターピース。 日本が国家としての頂点を極めた時代、それこそが80年代なのである。

再生

My Favorite Music 「D2 feat. Dolph Lundgren " BREAKDOWN "」

D2は1994年にブルガリアの首都ソフィアで結成されたハードロックバンドである。 "BREAKDOWN"は、2009年に公開されたドルフ・ラングレン監督・主演のアクション映画"Command Performance"の劇中曲・テーマ曲としてD2がプロデュースした楽曲で、劇中にもドラマー役のドルフと共に出演している。 東欧系ロックバンド特有のワイルドでハードなストレートロックは必聴。