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My Favorite Music

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70年代・80年代のリズム&ブルースとディスコ&ソウルミュージックをメインに、悪食音楽ファンの鳴海邦彦がノンジャンルで選んだ懐かしのヒットナンバー集。
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My Favorite Music 「キース・モリソン ”少林寺(イメージソング)"」

1982年公開のカンフー大作「少林寺」。リーリン・チェイ(ジェット・リー)の出世作となったこの作品、日本では東宝東和の配給により全国の東宝系映画館にてロードショー公開された。 その日本公開版のイメージソングとしてリリースされたのが、1980年代前半のヒット・メーカーとして知られ、40歳の若さで早逝したコンポーザー 木森敏之(サントラ盤専門のペンネーム"キース・モリソン")が手掛けた ”少林寺(イメージソング)"である。 ハッ、ハッ、ハッ、ハハ!ハッ、ハッ、ハッ、ハハ!ハッ、ハッ、ハッ、ハハ!ハッ、ハッ、ハッ、ハハ! ハッ、ハッ、ハッ、ハハ!ハッ、ハッ、ハッ、ハハ!ハッ、ハッ、ハッ、ハハ!ハッ、ハッ、ハッ、ハハ! 歌詞がハッ、ハッ、ハッ、ハハ!と劇中の掛け声&効果音のみで構成されたシュールでファンキーなこの楽曲、映画"少林寺"で描かれた超絶なカンフーアクションを見事に表現した神曲である。

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My Favorite Music 「伊武雅刀 "なんかちょうだい"」

ちょうどこの曲がリリースされた84年の冬、なぜかギロッポン(ほぼ乃木坂)の伝説のクラブ"インクスティック"で、ユーミンと伊武さん、それになぜか現在は幻冬舎代表としてブイブイ言わせている、当時は角川書店で"まむしの見城"と畏怖されていた見城 徹氏、さらにはこれまた当時辣腕音楽プロデューサーとしてブイブイ言わせていた近田春夫氏と呑んで大騒ぎしたことがある(笑)

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My Favorite Music 「松田優作 "夏の流れ"」

松田優作、強く、優しく、孤独な真の漢(おとこ)を演じることができる唯一無二の存在。

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My Favorite Music 「大野雄二 " 直子のテーマ " 松田優作主演 ”処刑遊戯" より」

遊戯三部作の最終作にして最高峰「処刑遊戯」。 丸山昇一が書き下ろしたペダンチックなセリフ満載のスノッブな脚本、村川透の抑えた演出、ややブルーが強い仙元誠三撮影の乾いた映像、そして全編を通じて流れるジャジーでクールな大野雄二のメロディ、日本で考えうる最高のスタッフが荒唐無稽な物語を見事なハードボイルド巨編へと昇華させている。

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My Favorite Music 「Schiller " schöner Tag "」

敵を作るのは簡単だ。しかし、味方を作るのは極めて難しい。

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My Favorite Music 「JAP'S GAP'S "LAY BACK" 」

その昔、つのだ☆ひろが「つのだひろ」だった頃、彼が率いる超クールなバンドがあった。その名は「JAP'S GAP'S(ジャップス・ギャップス)」。 ジャップス・ギャップスは、センターにボーカル兼ドラマーの「つのだひろ」を据え、その後方下手にホーンセクション、後方左右にギターセクション、そして後方上手に女性コーラスを配置するという70年代のブラックアメリカンスタイルを踏襲したバンドだ。 ドラマー兼ボーカルといえば古くは銀座ナウでお馴染みの「チャー&リューベン」のリューベン、「つのだひろ」、そしてCCBの笠浩二(りゅう こうじ)などがその代表格として挙げられる。 「LAY BACK」は、静かなバラード調から始まり、刻み込むようなギターのリフを皮切りに一気にファンキーゾーンへと加速する。 重厚のあるホーンセクションに女性コーラスが絡み、気分はもう、キラキラギラギラの70年代ディスコ! サイババを彷彿とさせる巨大なアフロは伊達ではない!

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My Favorite Music 「Isaac Hayes " Shaft Ⅱ"」

Isaac Hayesがアルバム「For The Sake Of Love」に収録するためリアレンジした " SHAFT II " 。 名作「黒いジャガーのテーマ(SHAFT)」のオリジナルバージョンよりもメロディアスでファンキーなアレンジになっているにもかかわらずリズムセクションがタイト、そのバランスがこれまた絶妙! さすがはブラックモーゼ。

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My Favorite Music 「Queen "Princes Of The Universe"」

MTVで名だたるアーチストのミュージックビデオのディレクションを手がけたオーストラリア出身のビジュアルアーチスト、ラッセル・マルケイが、映画監督としてその地位を不動のものとしたのが ” ハイランダー " シリーズである。 この映画の音楽を担当したのは、なんとなんと、あのQueen。 フレディ・マーキュリー、クリストファー・ランバート、ショーン・コネリーという当代一流の異才、というか濃ゆい面々が集結したこの作品、未見の諸兄は必見である。

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My Favorite Music 「Carl Orff "O Fortuna"」

我らイルミナティのテーマ"カール・オルフ"作曲の「O Fortuna」。 いま我ここに宣誓す。 「我が指示通りに『全能』を、我が意のままに『永遠』をわれは所有せり。」

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My Favorite Music 「カシオペア " ASAYAKE "」

1989年、富士重工のアテンドで、初代レガシィのオーストラリア試乗会に参加した。 成田発カンタス航空のナイトフライト直行便。飛行時間は9時間50分。日本とオーストラリアの時差は1時間。 22時に成田をテイクオフした飛行機は、現地時間午前9時にシドニー空港にランディングする。 ビジネスクラスのゆったりしたシートでゆったりと仮眠をとり、午前8時頃に目覚めるとオーストラリア南端のケアンズ上空。 窓のシャッターを上げると、白い雲海の上に眩いばかりの太陽。 思わず目を細め、その神々しいまでの風景を眺めた時、脳裏にはカシオペアの名曲 "ASAYAKE ”が流れていた。

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My Favorite Music 「Phil Collins "Find A Way To My Heart" 」

AH-64アパッチ攻撃ヘリコプターのパイロットの活躍を描いたニコラス・ケイジ主演のスカイアクション「アパッチ(原題:WINGS OF THE APACHE / Fire Birds)」のエンディングに流れるフィル・コリンズの ' Find A Way To My Heart '。 落日の太陽をバックに2機のヘリが飛ぶ美しいエンディングシークエンスは、今でも鮮烈に心に刻まれている。

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My Favorite Music 「Herb Alpert " Rise "」

SA22C型RX-7と言えばこの曲。当時CMで使用されていたハーブ・アルパートの「Rise」である。 ハーブ・アルパートはアメリカ カルフォリニア出身のアーチストで、トランペット奏者、コンポーザーとして活躍、後にA&Mレコードを設立した。 軽快でありながらどこか気だるいトランペットの音色は、路肩を落ち葉に彩られたワインディングを風のように駆け抜けるSA22C型RX-7の走りと見事に調和していた。

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My Favorite Music 「いすゞのトラック 」

 自他共に認める筋金入のISUZUファンである。  その歴史は長く、人生初めての新車であるISUZU Gemini ZZ Rを購入した1981年まで遡る。  世界の数ある自動車メーカーの中でも、ISUZUほど謙虚で誠実な自動車メーカーはこの世に存在しない。  かつてISUZUが乗用車部門から撤退する時は本当に悲しかった。  しかし、ISUZUと言えば、トラック、バスといった大型車両がお家芸のメーカーである。  その先進的且つ革新的な技術いおいてはライバルメーカーなどその足元にも及ばない。  近代自動車史に残る先進のテクノロジー " NAVI 5 " は、ギガシリーズに搭載されている究極のトランスミッション" スムーサーG " へと昇華し、日本の物流を支えている。  高速道路を一国の動脈だとすれば、荷物を満載し、昼夜を問わずそこを走るトラックは動脈を流れる血液である。  日本国民の豊かな生活を支えるのはISUZUのトラックと、昼夜を問わずそのハンドルを握る名も無き孤高のプロフェッショナル達のお陰なのだ。  ISUZUのトラックは我々の暮らしを、そして日本の経済の基盤を支えている。  因みに、ISUZUファンの聖歌とも言えるこの「いすゞのトラック」を歌っているのはシンガーソングライターの " KAZCO " さんである。  そしてその神曲を清らかな歌声でカバーするのは、"令和の歌姫"との呼び声も高い高校一年生の東 亜樹(あずま あき)さんである。

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My Favorite Music 「C.W. McCall " Convoy (コンボイ)"」

70年代半ば、全米では大CB無線ブームが起こった。それまでごく一部のアマチュア無線愛好家だけのものだったCB無線が、トラック運転手たちの間で爆発的に売れ始めたのである。 CMディレクターの Bill Fries がCW MaCall(CW・マッコール)名でリリースした 「コンボイ」 は、そのCB無線でのやりとりされる専門用語・隠語を羅列して作った企画ソングであった。 この曲は元々CB無線のコマーシャル用に作ったキャンペーン・ソングだったのだが、思わぬ大ヒットとなってしまった。 1975年12月にビルボードのカントリー部門にチャート・インした 「コンボイ」 は、あれよあれよの間にチャートを登りつめ、チャート・インから僅か2ヶ月で1位を獲得してしまったのだ! 世の中、何が起こるかわからない。だから世の中面白い。