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My Favorite Music

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70年代・80年代のリズム&ブルースとディスコ&ソウルミュージックをメインに、悪食音楽ファンの鳴海邦彦がノンジャンルで選んだ懐かしのヒットナンバー集。
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2022年11月の記事一覧

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My Favorite Music 「Larry Carlton " Room 335 "」

80年代フュージョン世代にとって外せないのがこの曲、ラリー・カールトンの神曲 " Room 335 " 。 夜な夜な第三京浜&湘南経由で箱根通いの日々を送っていた1980年代初頭、深夜に134号線を走る時には必ずこの曲を流してた。 もちろん窓全開。心地よい潮風に吹かれながらゴージャスな気分で流すのが粋だった。

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My Favorite Music 「処刑遊戯 ”NAOKOのテーマ" by大野雄二」

日本映画の金字塔とも言える遊戯三部作の最終作にして最高峰「処刑遊戯」。 丸山昇一が書き下ろしたペダンチックなセリフ満載のスノッブな脚本、村川透の抑えた演出、ややブルーが強い仙元誠三撮影の乾いた映像、そして全編を通じて流れるジャジーでクールな大野雄二のメロディ、日本で考えうる最高のスタッフが荒唐無稽な物語を見事なハードボイルド巨編へと昇華させている。 独りオールド・クロウを静かにかたむけながら、リリイの弾き語りを聴く時、1979年のあの日のことが走馬灯のように頭の中を駆け巡る。

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My Favorite Music 「泉谷しげる " 褐色のセールスマン "」

男は見栄とプライドのために死ぬのである。そこが女との決定的な違いである。 見栄とプライドという下らんもんのために死ぬからこそ男はカッコいいのだ、美しいのだ。凛々しいのだ。 女が創造の象徴であるならば、男は破壊の象徴なのである。 閑話休題 泉谷しげるの「褐色のセールスマン」である。 この曲は、日本カルト映画界の巨匠・映画監督・土方鉄人(ひじかたてつと)が1980年にメガホンをととった映画「戦争の犬たち」のエンディングに使われた。 因みにこの映画、タイトルこそフレデリック・フォーサイス原作のハリウッド映画と全く同一だが、純国産の知る人ぞ知る超インディーズ作品である。 ストーリーは、インドシナのラオタイ国の愛国戦線に奪われた二名の科学者を救出するため、海外進出企業の会長が政府首脳の協力で日本人庸兵部隊を現地に送り人質奪還作戦を企てるというシンプルな内容。 低予算のため海外ロケは一切なく、後半のヤマ場であるジャングル戦は千葉県の養老渓谷付近で撮影された。 この偉大なる自主映画に破格の3000万円もの製作予算を投入したのは銀座の老舗名画館「銀座並木座」の支配人(当時)・小泉作一氏。公開も並木座のみで単館上映された。 そんな思い出の銀座並木座も1998年にその長い歴史に幕を下ろした。

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My Favorite Music 「ポルノグラフィティ ”アポロ "」

小学校4年生だった1969年7月20日、アポロ11号の月面着陸を生中継で、しかも西山千さんの同時通訳で観た世代にとっては、この曲のタイトルと歌詞は感無量である。 だがしかし「僕らが生まれるずっとずっと前」って、あああ、オヤジだ~!

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My Favorite Music 「Maureen McGovern " The Morning After "」

モウリー・マクガヴァンの " The Morning After "は、1974年製作のパニック映画超大作「The Towering Inferno(邦題:タワーリング・インフェルノ」の挿入歌である。 ジョン・ギラーミン監督のタワーリング・インフェルノは、当時としては珍しいハリウッドの2大メジャースタジオであるワーナー・ブラザースと20世紀フォックス共同製作及び共同提供作品で、主演もポール・ニューマン、スティーブ・マックイーンというハリウッド2大スターが共演している。 日本では1975年に公開され、大ヒットとなった。 モウリー・マクガヴァンは、挿入歌である " The Morning After "の他、メインタイトルである"We May Never Love Like This Again(邦題:タワーリング・インフェルノ 愛のテーマ)" も歌っている。