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My Favorite Music

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70年代・80年代のリズム&ブルースとディスコ&ソウルミュージックをメインに、悪食音楽ファンの鳴海邦彦がノンジャンルで選んだ懐かしのヒットナンバー集。
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2021年10月の記事一覧

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My Favorite Music「Isaac Hayes ” Theme From Shaft ”」

Who is the man? Who is the man? Sex Machine, Sex Machine, Sex Machine.  1971年、今は亡き " ブラック・モーゼ " ことアイザック・ヘイズが「SHAFT(邦題:黒いジャガー)」で黒人初のアカデミー主題歌賞を受賞した時の嬉しかったこと。まるで昨日のことのように憶えている。  1971年と言えば、アメリカ国内では黒人の公民権運動が盛んで、 黒人過激派組織" ブラック・パンサー " による爆弾テロや襲撃事件などが頻発していた時代だった。  そんな黒人差別が根強かった時代にあって、アイザック・ヘイズがアカデミー賞受賞したことはまさに奇跡であり、快挙であった。

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My Favorite Music「The Communards " Don't Leave Me This Way"」

The Communards (ザ・コミュナーズ)の"Don't Leave Me This Way(ドント・リーヴ・ジス・ウェイ)"は、フィアデルフィア・サウンドの立役者ギャンブル&ハフのカバーチューンである。 ザ・コミュナーズは、ブロンスキ・ビートのヴォーカル、Jimmy Somerville(ジミー・ソマーヴィル)が、ブロンスキ・ビート脱退後、ピアニストのリチャード・コナーズと結成したグループで、ソウルの名曲をリメイクしてヒットを飛ばした。 ゲイでコミュニストであるジミー・ソマーヴィルの突き抜けるような高音のクリスタルヴォイスと、軽快でポップなアレンジで、聴く者に至福の時へと導く神曲である。

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My Favorite Music「Blondie " Call Me "」

1980年公開の映画「アメリカン・ジゴロ」の主題曲 " Call Me " である。 この曲はブロンディのヴォーカリストであるデボラ・ハリーと、ミュンヘン・サウンドの雄として名高いジョルジョ・モロダーのコラボレーションにより誕生した。 当時、リチャード・ギアのカッコ良さに憧れ、真剣にジゴロになろうかと思っていた時期。 リチャード・ギヤのマネをして逆さ吊りでウェイトトレーニングしたり、意味もなく香水買い集めたり、鏡の前で笑顔の練習をしたり。 アルバイトで稼いだお金を握りしめ、馬喰町のサカゼンでジョルジョ・アルマーニのスーツを初めて購入したのもこの頃のことだった。